Chara+YUKI、中村一義、リーガルリリーなど2月リリースの6作品を紹介

フリーマガジン『music UP's』vol.183(1/20発行)にも掲載中の『DISC GUIDE』から、2月リリースの6作品を紹介!

1.『十』/中村一義
2.『bedtime story』/リーガルリリー
3.『Just A Boy』/LONGMAN
4.『TIME AFTER TIME』/脳内リフレイン
5.「PHOENIX」/BURNOUT SYNDROMES
6.『echo』/Chara+YUKI

『十』/中村一義

Album 2/5 Release

ビクターエンタテインメント
【初回限定盤(DVD付)】
VIZL-1698 ¥4,000(税抜)
【通常盤】
VICL-65307 ¥3,000(税抜)

100s名義と合わせて10作目のオリジナルアルバム。デビュー当時と同じく全楽器を自ら演奏したという本作は、中村一義のワードセンスとどっしりとしたサウンドが腹を括ったように清々しい「叶しみの道」「それでいいのだ!」に始まり、今の風潮に対する憂鬱もしっかり刻み込んだ一枚となった。海賊っぽいノリのほろりとくるブルース「すべてのバカき野郎ども」、生命賛歌みたいな「愛にしたわ。」など、余韻が素敵に残る。
TEXT:田山雄士

『bedtime story』/リーガルリリー

Album 2/5 Release

Ki/oon Music
KSCL-3205
¥2,727(税抜)

映画『惡の華』主題歌として書き下ろした「ハナヒカリ」を含む待望の1stフルアルバム。ブライトな轟音が目の覚めるような勢いで降り注ぐ「ベッドタウン」「GOLD TRAIN」をはじめ、初期衝動を感じさせる瑞々しく鋭い音像が際立つ一方、ペイヴメントを彷彿させる「1997」の脱力系ギターサウンドなども冴えている。4ADレーベル的なオルタナ風味もあったりと、やっぱりセンスがいいガールズバンドだなと思いました。
TEXT:田山雄士

『Just A Boy』/LONGMAN

Album 2/5 Release

Sony Music Associated Records
AICL-3799
¥2,500(税抜)

男女ツインヴォーカルという武器を最大限に活かしながら自分たちの可能性を追求したメジャー1stフルアルバム。最大の収穫はバックボーンがメロディックパンクであることを今1度、明らかにした上で、それだけにとどまらない――例えば、TVドラマ『ゆるキャン△』の主題歌に起用された「Replay」が持つフォーキーでポップな魅力をアピールできたことだ。しかし、これは挨拶状にすぎない。ここからさらなる快進撃が始まる!
TEXT:山口智男

『TIME AFTER TIME』/脳内リフレイン

Mini Album 2/5 Release

GARDEN CITY RECORDS
GCRC-1013
¥1,800(税抜)

2ビートで駆け抜ける冒頭曲「誰かにとって」から泥臭い心情を剥き出しにした歌声に心を鷲掴みにされた。大阪発の4人組による2ndミニアルバムはライヴに重きを置きながら、作品単位でも楽しめる多彩な曲調がひしめき合う。アイリッシュな色合いを浮かべたポップ曲「SUPER STAR」、ストリングスを導入したバラード調の「水芙蓉」と、熱情一本槍に収まらないバンドの引き出しの多さにも驚ろかされた。
TEXT:荒金良介

「PHOENIX」/BURNOUT SYNDROMES

Single 2/12 Release

EPIC Records Japan
【初回生産限定盤(DVD付)】
ESCL 5333〜4 ¥1,545(税抜)
【通常盤】
ESCL 5335 ¥1,091(税抜)
【初回生産限定アニメ盤(DVD+缶バッジ付)】
ESCL 5336〜8 ¥1,636(税抜)

TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』のOPテーマ「PHOENIX」を5thシングルとしてリリース! 「FLY HIGH!!」「ヒカリアレ」に続き、3度目のコラボとなる今回はアンセミックなロックサウンドにダンサブルな横ノリのリズムを加え、新境地をアピール。和のテイストもある「BREAK DANCER」とともに彼らが持つダンスサウンドのユニークさを味わえる一枚に。「ヒカリアレ」の“Moonlight Version”も聴き逃せない。
TEXT:山口智男

『echo』/Chara+YUKI

Mini Album 2/14 Release

EPIC Records Japan
【CD】
ESCL-5219 ¥2,500(税抜)
【LP(12インチアナログ)】
ESJL-3117 ¥3,500(税抜)
※完全生産限定盤

約20年振りに再始動! 時代も年齢も超越して愛されている理由は、そのキュートでセクシーなヴォーカルの息の合った掛け合いを聴けば言わずもがな。それぞれのキャラクターをぶつけ合い、融合させた楽曲は新鮮かつクールだし、羨ましくなるぐらい自由なスタイルで音楽の中を泳いでいる。いろいろ経験を積んだ上で今もかわいくてしなやかな生き方が、まんま声であり、そのセンスフルなサウンドに表れている。
TEXT:山本弘子

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