「いい監督になりたければ、リヴァプールを見ろ」 若き天才頭脳が推す

日本代表FW南野拓実が加入したリヴァプールは今季のプレミアリーグで破壊的な強さを見せている。

プレミア最低クラスだったスローインもいまや欧州最高レベルに成長した。その証拠シーンがこれ(以下動画1分9秒~)。

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ここでスルーするか…。

ユルゲン・クロップ監督が2018年に招聘したスローイン専門コーチ、トマス・グラネマーク氏によれば、彼に真っ先に連絡してきたのは、リヴァプールとRBライプツィヒだったそう。この2チームは強くなることに貪欲といえる。

そうした中、ライプツィヒを率いるユリアン・ナーゲルスマン監督がリヴァプールを絶賛した。『Liverpool Echo』によれば、32歳の天才指揮官はこう述べたそう。

ユリアン・ナーゲルスマン(RBライプツィヒ)

「リヴァプールとマンチェスター・シティの試合を多く見ているよ。

昨季のシティにはすごいフレキシブルさがあった。試合をこじ開ける多くの策を持っており、ボールポゼッションでのポジショニングも興味深かった。

ペップ・グアルディオラのチームを見るのはいつだって魅力的だ。

リヴァプールはとても成長した、特にポゼッションと多様性が。

ユルゲン・クロップ下の最初の2シーズンは、カウンターと攻撃を作り出すことだった。

今の我々もライプツィヒで同じプロセスをたどっている。プレッシングとカウンターだけに頼らないように(プレーの幅を)拡げている。

もしいい監督になりたければ、リヴァプールの試合を見なければいけない。

彼らのやっていることは驚異的だ。そのパフォーマンスから学ぶことができるが、より重要なのは彼らのメンタリティから何を得るかだ。

あんなに成功して、2位に勝点差22ポイントもつけるのは、完全にクレイジーさ。

だが、試合に勝つためにより一層の努力をしている。選手たち、とくに若い選手への大きなメッセージさ。

常にハングリーになるため、常によりよくなるために、彼らはリヴァプールから学ぶべきだ。

チャンピオンに近づいているかは関係ない。まだ勝って勝って勝って勝つ」

戦術家として知られるナーゲルスマン監督だが、リヴァプールの勝ちに対する貪欲さがより大事だと口にしていたようだ。

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