事故巡る診断書 医師の無罪確定 長崎地検が控訴断念

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 交通事故に遭った男に依頼され虚偽の診断書を作成したとして、詐欺ほう助の罪に問われた佐世保市の開業医を無罪とした長崎地裁の判決について、長崎地検は14日、控訴しないと発表した。控訴期限が過ぎた15日午前0時に無罪が確定した。
 同地検は「上級庁との協議の上、控訴審において原判決を覆すに足る立証を行うことが困難と判断した」としている。
 1月31日の判決では、平川医師が男の偽った症状を信じ「自己の認識した男の病状と異なる内容の診断書を作成したと認めることはできない」などとし、「詐欺ほう助の故意は認められない」としていた。同地裁の全面無罪判決は2007年以来、13年ぶりだった。