3、4区で対馬の波田(対馬市消防本部)、壱岐の雨海(中央発條)の離島勢が連続区間賞。自身初の区間賞を区間新で飾った28歳の波田は「正直きつくて実感がない。嫁さんの支えや理解が大きい」と仕事と両立して地道に重ねた練習の成果を喜んだ。
波田は佐世保西高を卒業後に島へUターンした。高校時代は長距離勢の部員不足や故障にも悩まされ、満足な結果を残せなかったが、地道に走り続けて21歳で初出場。昨年は救急救命士の資格を取るために欠場したが「気の合う仲間もいっぱいいて楽しい大会」と市民ランナーの晴れ舞台を存分にかみしめていた。
瓊浦高出身の雨海は元日のニューイヤー駅伝も走った実業団ランナー。「思ったより調子が良かった」と集団を引っ張り、積極的に抜け出した。「このチームで走れることがうれしい。3月の新潟ハーフへ弾みをつけ、来年もニューイヤーでメンバー入りできるように頑張る」ともう1区間の出走へ気合を入れ直した。
●関連記事