インディアンスが外野手補強 サンタナを1年150万ドルで獲得

日本時間2月15日、インディアンスはフリーエージェントの外野手、ドミンゴ・サンタナと2021年の球団オプションが付属した1年契約を結んだことを発表した。ドミニカ共和国のリポーターであるジャンセン・プホルスが日本時間2月6日の時点で契約成立目前であることを報じていたが、それから10日が経過してようやく正式発表に至った。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、サンタナの今季の年俸は150万ドルで、球団オプションが行使された場合、来季の年俸は500万ドルとなるようだ。

サンタナは「インディアンスは素晴らしい球団だよ。僕はこの組織の一員になることができて本当に嬉しい。昔、ここでプレイするマニー・ラミレスの姿をよく見ていたからね」と語り、インディアンスとの契約成立を喜んだ。昨季のサンタナはマリナーズで121試合に出場して打率.253、21本塁打、69打点、8盗塁、OPS.770を記録。守備面では左翼と右翼を守り、合計12個のエラーを喫した。マリナーズから今季の契約をオファーされず、昨年12月にノンテンダーFAとなっていた。

インディアンスの外野には、ジェイク・バウアーズ、オスカー・メルカド、ジョーダン・ループロウ、フランミル・レイエス、タイラー・ネークイン、ブラッドリー・ジマー、ダニエル・ジョンソン、デライノ・デシールズ、グレッグ・アレンと多くのレギュラー候補がおり、サンタナもこのレギュラー争いに加わることになる。テリー・フランコーナ監督は「レイエスやドミンゴがセンターを守ることはないと思うけど、ほとんどの選手が3つのポジションを守ることになるだろう」と語っており、コンディションや相手投手との相性を見ながら、複数の選手を使い分けていく方針だ。

指名打者の最有力候補であるレイエスは減量してキャンプ地に乗り込み、守備力の向上にも意欲を見せている。レイエスが守備に就く機会が増えるようであれば、守備面に大きな不安を抱えるサンタナは指名打者が主戦場となるかもしれない。よって、出場機会を確保するためには、昨季21本塁打、ブリュワーズ時代の2017年にも30本塁打を放った強打をアピールしたいところだ。

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