バスケB2西宮で期待を一身に受ける土屋アリスター時生「意識的にダンクに行こうと決めた」

©株式会社ラジオ関西

 日本プロバスケットボールリーグ・Bリーグ2部(B2)の中地区に所属する西宮ストークス。レギュラーシーズン60試合のうち、3分の2以上の41試合を終え、28勝13敗(勝率.683)と好調を維持しており、プレーオフ(B2 PLAYOFFS 2019-20)出場圏内にいる。マティアス・フィッシャーHCのもと、メンバー全員が躍動するなか、ストークスブースターから大きな期待を浴びる存在が、24歳、イギリス・スコットランド出身、西宮育ちの土屋アリスター時生だ。ラジオ番組『春名優輝 PUSH!』(ラジオ関西)の西宮ストークス応援コーナー「ストークスなび~ストなび~」の単独インタビューでは、「宮っ子」の土屋アリスターが熱い思いを語った。(聞き手はラジオ関西の春名優輝アナウンサー)

西宮ストークスの土屋アリスター時生(写真:ラジオ関西)

――宝塚での試合の2試合目の延長戦勝利といい、良い流れですね!(※ストークスは2月8日と9日のホームゲーム、アースフレンズ東京Z戦で72-65、102-93と2連勝を達成)

アースフレンズ東京Zに勝ちたくても勝てないという時期もあったので、勝てたのはうれしいですね。延長戦に入ってからの盛り上がりがすごかったので。ブラッドリー・ウォルドー選手もあの5分で10点くらい決めましたもんね。

――2月15日と16日のホームゲームでは、西宮市立中央体育館で信州ブレイブウォリアーズとの対戦です。相手は34勝7敗で中地区首位を走り、今、6ゲーム差を付けられていますが、勝算はありますか?

まだ今年はやったことないんですが、信州はこういうチームだというのを共通認識として持っているので、勝ち筋を見つけていこうかなと思っています。バーンズ選手は相手の外国籍選手のこともよく知っているので、彼と情報を共有したり、コーチとも話して、どういうふうに相手を止めるか相談しています。

――41試合を終えて28勝13敗(2月14日現在)。勝率は7割に迫っているストークスですが、8割以上勝っている信州は強敵ですよね。

それは間違いないですね。心してかからないと。みんな練習に気合入っていますし。

――60試合あるうちの3分の2がすでに終わり、残り19試合ですが、そのうちなんと17試合が同じ中地区同士との対決なんですね。そして信州とは6試合残っていますが……。

もちろん勝ちます!

西宮ストークスの土屋アリスター時生(Photo by T.MAEDA)

――チームの今の雰囲気はどんな感じですか。

「過信」とかまではいきませんが、自分たちに何ができるかとかどういった強みがあるかは理解できています。それをしっかりと出せれば確実に勝てると思っているので、そういったところで「どんどん行こう」と。そういう自信はありますね。

――チームのなかでアリスター選手自身のプレーについて、率直な感想はどうですか。

そうですね。昨シーズンよりはプレータイムが増えていますが、出場の仕方が違っていますし、プレースタイルが変わっていることに気付いてもらえると思います。昨年は他のプレーヤーに点を獲ってもらおうという考え方でしたが、今はチャンスがあれば自分でもちゃんと点を取って、ディフェンスを散らす1人になるような動きをして、チームのためにプレーしています。

――手ごたえはいかがですか。

まだまだ未熟なので浮き沈みはありますが、良いプレーができているときは自分でも「今日は良いプレーができているな」と感じられます。少しずつですが。

西宮ストークスの土屋アリスター時生(写真:ラジオ関西)

――ファンの間ではやはり「ダンクシュートを決めて欲しい!」という声が大きいですが……。

今シーズンに入って3本ダンクを決めることができていますが、今年に入ってからですね、意識的にダンクに行こうと決めたのは。ダンクをすることでチームに活気がついて盛り上がっていたりもするので、同じ2点でも自分にできることをしたいと思います。

――1試合につき1本ずつみたいな?

何か自分の中にリズムとかもあるので、なかなかそれは難しいですけれども……(苦笑)。

――会場に来ていただければダンクを見るチャンスはあるということですね!

会場の雰囲気と絡んでくるんですが、ホームゲームとアウェイゲームの勝率を見ていると気づいたことがあって。ストークスの場合はホームゲームだと勝率が8~9割のチームなんですよ。なんでこんなにホームが強いのかと考えると、もしかしたらファンの声なのじゃないのかなと。僕がベンチにいるときの感想なんですが、後ろからのファンの方の声が上がっていて、その流れに乗って試合に出るとプレーにも良い影響が出ると思います。自分だけで盛り上げていこうと思っても、なかなか盛り上げ切れないので、ファンの方の力が大いに関わってくるのではないのかなと。

西宮ストークスの土屋アリスター時生(Photo by T.MAEDA)

――2,000人近くが1つのプレーに盛り上がってくれるというのは、どういう気持ちなのでしょうか。

やっぱり僕は自分で点を決めることが他の選手よりも少ないので、より強く感じるんですが、自分が点を決めたときに、ディフェンスに戻るとき声援があるのとないのとでは違いますね。残りはすごく大事な試合が多いので、皆さんにはぜひ応援に来ていただきたいと思います。

――いつも選手が点を決めた後に、ベンチで身体を張って手で制するような動きをするのですが、あれはどういう意味ですか?

試合中はベンチの選手がコートに入っちゃいけないのですが、みんな盛り上がってつい出ちゃいそうになるので、僕が必死に抑えているということです(笑)。

西宮ストークスの土屋アリスター時生(Photo by T.MAEDA)

(番外編)

――髪色がまた変わりましたね。

そうですね。最初が夏に青、次に紫、そして緑、オレンジ、赤、今はシルバーですね。

――次はどうするんですか? ネタとか尽きてこないんですか?

ある程度の季節感は出しているので。夏は寒色、秋は秋っぽい色にして、クリスマスは赤。今は寒いのでシルバー系でというのがあるので(笑)。

――じゃあ春先は桜色?

もしかしたらそうですね。美容院にはいってから、その時々の気分で決めるので。

――今日(放送日)はちょうど2月14日です。世間はバレンタインデーですが、アリスター選手はいかがですか。これまでの人生ではかなりの数のチョコレートを貰ってきたのではないですか?

そんなにですよ(笑)

――僕のイメージでは下駄箱開けたらチョコレートがドドドドドドドドド……!!!

いや蓋付きの下駄箱あんまり使ったことないし……(笑)。

――訂正するのそこ?(笑)

そういうことじゃないですけれども。手渡しでしか渡せないとなるとあんまりそんなに。

――「土屋くんちょっとあとで放課後に体育館裏に来てね」みたいな……
いやいやなかったです!(笑)

――イギリスにもバレンタインあったんですか?

はい。でも、イギリスはチョコレートじゃないですね。花だったりカードとかメッセージカードだったりするので。あとイギリスでは男性から女性に贈りますね。だからホワイトデーとかもないです。ホワイトデーって、たぶん日本だけのものですよ。うちのオトンとオカンはバレンタインに花を買ってきてカードを書いて贈ってます。

西宮ストークスの土屋アリスター時生(左)と、ラジオ関西の春名優輝アナウンサー(写真:ラジオ関西)

――土屋選手はお洒落だし格好いいし……でも僕が最初に土屋選手のプロフィールを見て1番興味をそそられたのは「本を書くことが趣味」というところで。今でも書いてらっしゃるんですか?

書いてますね。書ききるのが難しいんですけれども。僕の中で6巻までと決めている構成のものの1巻がもうすぐ終わりそうです!

――どういうお話なんですか。最初だけでもぜひ!

主人公が男の子2人なんですけれども、2人乗り用の飛行機に乗って冒険するというお話です。1人は飛行機を操縦して、もう1人は天候が分かるという設定で。天候を読む方がルイで、操縦する方がダミアン。ジャンルはファンタジーですね。自分のなかで世界を構築して。でも、結構長いこと書いているので、最後の方と最初の方で文章のうまさが変わってきたりしています。書きながら勉強してるので。

――これはどこかで読めないんですか

まぁ、書き終えたら(笑)。

――タイトルは?

タイトルも書ききってから考えようかなと。

――すごく読みたいです! ゆくゆくは「バスケットボール選手兼作家」というプロフィールになるかもしれないですね。

なれたらうれしいですけれども(笑)。

――何年後かには映画館のエンドロールで「原作:土屋アリスター時生」という文字を目撃するかもしれませんね!

西宮ストークスの土屋アリスター時生(右)と、ラジオ関西の春名優輝アナウンサー(写真:ラジオ関西)