ファンサービス自粛や練習試合中止も… 新型コロナ感染拡大、各球団の対応策は

ファンサービスを行うロッテ・藤原恭大【写真:荒川祐史】

ロッテ、楽天はファンサービス自粛、阪神と西武は練習試合中止を発表

 新型コロナウイルスの国内での感染拡大を受け、各球団が続々と対応策を発表している。14日には多くの球団のキャンプ地となっている沖縄でも初の感染が確認されたと一斉に報道され、一部の球団ではファンサービスの自粛を決めた。各球団が発表した対応策をまとめた。

○DeNA
 沖縄県内で行われる練習試合、オープン戦において『スタージェット』等、風船を使用した応援の禁止を発表。自粛ではなく禁止という形でファンに協力、理解を求めている。

○阪神
 1軍キャンプ地のかりゆしホテルズボールパーク宜野座、2軍キャンプ地の安芸市営球場における練習試合、オープン戦での「ジェット風船」を使用した応援の自粛を発表。また、12日に安芸市営球場で20日に開催を予定していた台湾・統一ライオンズとの練習試合を中止すると発表。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて統一の来日が見送られたため。

○中日
 1軍キャンプ地の北谷公園野球場、2軍キャンプ地のオキハム読谷平和の森球場で開催する全てのオープン戦、練習試合でのジェット風船を使用した応援の自粛を公式サイトを通じて求めた。

○西武
 3月15日までに行う練習試合やオープン戦で「ジェット風船」を利用した応援の自粛を呼びかけた。3月16日以降の対応については、今後の動向を注視しながら検討するという。これに伴って「ライオンズ チームストア フラッグス」など各グッズショップでのジェット風船販売も見合わせる。また、2月19日と21日に高知県立春野運動公園野球場で予定していた統一ライオンズとの交流試合を中止すると発表。阪神と同様、統一の来日が見送られたため。

○楽天
 1軍公式戦開催日のジェット風船を使用した応援の自粛要請の可能性があることを発表。16日からは1軍、2軍ともにサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡しなどのファンサービスを当面の間、自粛すると発表した。

○ロッテ
 15日からサイン、握手、写真撮影、プレゼントの受け渡し等のファンサービスを自粛すると発表。また球団内でも手洗い、アルコール消毒、うがい、外出時などのマスク着用を義務付けるなど、感染予防を徹底するとしている。(Full-Count編集部)

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