映画賞獲得が自信につながりそうな成田凌

映画賞「2019年(第74回)毎日映画コンクール」の表彰式が13日、神奈川・川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールで行われた。

その模様を報じた「スポーツニッポン」によると、「カツベン!」で男優主演賞に輝いた成田凌は、「とてもありがたいけれど、正直、個人的というよりお世話になった人の顔ばかりが浮かんできた。皆でもらった賞。感謝しかないです」と感激。

祝福に駆けつけた周防正行監督から、「ここまでうまくなるとは思わなかった」とたたえられると、成田は「監督が一番現場を楽しんでいたので、楽しい現場はいいなと思った」と応じ、「どんな役でも選ばずにチャレンジしていきたい」と意気込んだという。

昨年、成田は主演作が1本、助演作が「翔んで埼玉」など5本公開されたが、助演作では「報知映画賞」など複数の映画賞を受賞。主演では「毎日映画コンクール」が初受賞となった。

美容師を目指していたが、その道を諦め、その後、ファッション誌「MEN'S NON-NO」のモデルオーディションに合格。現在の芸能事務所に入り、13年から同誌の専属モデルとして活動していた。

しかし、もともと俳優志望で、モデルデビューした翌年の14年に俳優としての活動をスタートさせている。

「以前はかなりチャラい感じで現場での評判もあまり良くなかった。しかし、演技力が徐々に上がってくるにつれ、現場での態度も良くなった。そして、オーディションを受けて周防監督に抜てきされ映画賞を受賞。大きな自信になったのでは」(映画業界関係者)

今月21日から「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が公開。3月には主演作「弥生、三月-君を愛した30年-」の公開が控えるが、本年度もいくつかの映画賞を獲得する可能性がありそうだ。

*画像イメージ

© 株式会社ジェイプレス社