三菱 新型eK スペース/eK クロス スペース 新型車徹底解説 Vol.2|動力性能&先進安全機能・運転支援技術編

三菱 新型 eK X(クロス) スペース/ekスペース

新型eKスペース/eKクロススペースの動力性能&燃費性能

三菱 新型 eK X(クロス) スペース/ekスペース
三菱 新型 eK X(クロス) スペース/ekスペース

三菱 新型eKスペース/eKクロススペースに搭載されるエンジンは直列3気筒659ccで、先行して2019年に発売された軽ハイトワゴンの新型eKワゴン&eKクロスと同じだ。最高出力が2.7馬力のモーターとリチウムイオン電池を組み合わせて、マイルドハイブリッドシステムを構成している。

ノーマル(ノンターボ)エンジンの動力性能は、最高出力が52馬力(6400回転)、最大トルクは6.1kg-m(3600回転)。ターボエンジンは64馬力(5600回転)・10.2kg-m(2400~4000回転)に向上する。

トランスミッションはCVT(無段変速AT)で、基本的にはeKクロスと同じだが、最終減速比は車両重量の増加に応じてローギヤード化された。

WLTCモード燃費は、ノーマルエンジンが20.8km/L、ターボは18.8km/Lになる。eKスペース/eKクロススペース共にノーマルとターボから選ぶことが可能だ。FFのほか、4WDモデルも設定される。

前回の新型車徹底解説 Vol.1「デザイン&使い勝手・居住性編」はこちらから

最新モデルらしく先進安全機能・運転支援技術も充実

三菱 新型 eK X(クロス) スペース/ekスペース
三菱 新型 eK X(クロス) スペース/ekスペース

衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)は、歩行者と車両の両方に対応する。対象物を検知するセンサーは、従来の単眼カメラに加えてミリ波レーダーも装着した。車両については、ミリ波レーダーが2台先を走る車両も検知できるから、衝突被害軽減ブレーキや警報を早期に作動できるようになった。この2台先の車両を検知する機能(前方衝突予測警報・PFCW)は、日産がスカイラインやフーガで先行採用している。

停車や徐行時にペダルを踏み間違えたことで発生する事故を防ぐ誤発進抑制機能(踏み間違い衝突防止アシスト)は、前後両方向に作動してブレーキの制御も行う。前方については誤発進抑制機能についても歩行者検知を可能にした。

車線逸脱警報システム(LDW)は、ブレーキの作動により元の車線に戻す制御(車線逸脱防止支援機能・LDP)も行う。車線逸脱の予兆として、ふらつき警報(DAA)も採用した。運転中のハンドル操作を検知して、ドライバーの疲労が高まったと判断した時には休憩などを促す。このほか標識の表示機能(TSR)も、一時停止、車両の進入禁止、最高速度(制限速度)など充実している。

高速道路が快適に…“マイパイロット”の性能もさらにアップ

三菱 新型 eK X(クロス) スペース/ekスペース
三菱 新型 eK X(クロス) スペース/ekスペース

メーカーオプションの先進快適パッケージ(7万1500円)を装着すると、運転支援機能のマイパイロットが備わり、設定速度を上限に車間距離を自動制御しながら先行車に追従走行できる(アダプティブクルーズコントロール・ACC)。追従は停車まで行われ、停車時間が長引くと、自動的に電動パーキングブレーキを作動させる。車線の中央を走れるように、パワーステアリングを制御する機能(車線維持支援機能・LKA)も備わり、ドライバーの疲労を軽減する。

マイパイロットは衝突被害軽減ブレーキのセンサーを使うため、従来の単眼カメラにミリ波レーダーも加えたことで、作動精度がeKワゴン&eKクロスのマイパイロットよりも向上した。

このほかサイド&カーテンエアバッグも標準装着する。運転席のニーエアバッグと後席のシートベルトプリテンショナーは、eKクロスには標準装着され、eKワゴンではメーカーオプションの安心パッケージ(4万4000円)に含まれる。これらはぜひ積極的に選択しておきたい。

[筆者:渡辺 陽一郎/森山 良雄・MOTA編集部・三菱自動車工業]

>>三菱 新型eK スペース/eK クロス スペース 新型車徹底解説 Vol.3|グレード選び・オススメグレード・ライバル比較編(2020年2月17日公開予定!)

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