『ベター・コール・ソウル』の知っておきたいトリビア7選「エピソード・タイトルビックリな仕掛けが!」他

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『ブレイキング・バッド』のスピンオフ版『ベター・コール・ソウル』が、更新されたシーズン6をもって終了することが決定しました。そこで、この機会に本シリーズにまつわる舞台裏秘話7選を紹介してみたいと思います!(※本記事は、『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』のネタばれアリ)

キャラクター名がソウル・グッドになっていたかも!

『ベター・コール・ソウル』は、『ブレイキング・バッド』に登場した悪徳弁護士ソウル・グッドマンが、本名ジミー・マッギルを名乗っていた時代を描くブラック・コメディシリーズです。

本家とスピンオフで共同クリエイターを務めるヴィンス・ギリガンは悪徳弁護士の名前を練っていた際、サウンド時に「It's all good」と聞こえ、キャッチーで覚えやすい“Saul Good(ソウル・グッド)”はどうかと考えていたのだとか。

その名前も候補の一つだったのですが、脚本家の一人が‟グッド”の代わりに‟グッドマン”はどうかと提案して、全員が気に入ったため‟ソウル・グッドマン”に決定したそうです。

シーズン1&2のエピソード・タイトルに仕掛けアリ!

『ベター・コール・ソウル』ではエピソード・タイトルにもちょっとした仕掛けがあり、シーズン1は「Uno」や「Mijo」、「Nacho」や「Hero」といった具合に、第5話「Alpine Shepherd Boy」を除いて全てタイトルが‟O”で終わっているのです。

なぜ第5話だけ違うかというと、もともと製作チームは第5話を「Jell-O」と題したかったのですが、ゼリーの商品「Jell-O」を生産するクラフト・フーズから訴えられる可能性を懸念して、‟O”が付くタイトルを諦めたからだそう。

その他に、シーズン2全10話のエピソード・タイトルの頭文字を繋げたら「S-C-A-G-R-B-I-F-N-K」となり、このスペルを置き換えたら「Fring's Back(フリングが戻る)」になるという仕掛けが!

シーズン2で、『ブレイキング・バッド』に登場した麻薬王ガス・フリングがカムバックするイースターエッグが、タイトルに仕込まれていたとは何とも巧妙ですよね。

『ブレイキング・バッド』のテーマ曲を取り入れている!

『ブレイキング・バッド』の冒頭では,ムーディーでパーカッシブな音色をたたえたドブロ・ギターがフィーチャーされていましたが、『ベター・コール・ソウル』と本家シリーズのテーマ曲が似ていると思ったファンが少なくないのでは? 

両シリーズで楽曲を手掛けたデイヴ・ポーターはオリジナルシリーズのテーマ曲をリミックスし、もう少しサーフ・ロックぽい感じにしつつも、スピンオフらしく本家に通じる音に仕上げたというから、「両テーマ曲が似ている」と感じたファンは間違っていないと言えるでしょう。

ソウルの兄チャックは嫌な奴になるはずではなかった!

『ベター・コール・ソウル』では、いかにジミー・マッギルがソウル・グッドマンへと変貌し、『ブレイキング・バッド』へ物語が繋がっていくかが中心となっていますが、それと同じく重要なのがジミーと兄チャックの複雑な関係です。

チャックは超一流弁護士なのに、なぜか出来損ないのジミーに異常なライバル心を燃やし、2人は奇妙な愛憎関係にありました。

しかし、共同クリエイターのヴィンス・ギリガンと脚本家チームがシーズン1第7話を執筆するまでチャックが悪者だとは気づかず、チャックの‟いけ好かない”キャラクター像は後になって発展したそうです。

『ブレイキング・バッド』の毒殺シーンで使われたテキーラと同じ!

(※このページは、『ベター・コール・ソウル』と『ブレイキング・バッド』のネタばれを含みます!)

『ベター・コール・ソウル』は『ブレイキング・バッド』のスピンオフ版となるだけに、両シリーズに登場するキャラクターや場所など共通点が一杯ありますが、物語でアクセントとなる小道具もイースターエッグになっているので見逃せません。

『ベター・コール・ソウル』シーズン2では、ジミーと彼の同僚で恋人のキムがバーで見つけたカモに冗談半分で詐欺を働き、超高級テキーラ「Zafiro Añejo」を飲みまくって勘定を支払わせるシーンがありました。

あのテキーラは、『ブレイキング・バッド』シーズン4で麻薬王ガス・フリングが、ドラッグ・カルテルのメンバーを毒殺する時に使用されたテキーラと同じなんですよね。

ちなみに、「Zafiro Añejo」は架空のブランドなので実在せず、ブルー・アガベを蒸留して精製される貴重なテキーラだとの説明があります。

Zafiro Añejo Breaking Bad Wiki Fandom

『ブレイキング・バッド』と同じく色に意味がある!

『ブレイキング・バッド』では、主人公ウォルター・ホワイトが精製するドラッグ‟ブルー・メス”や、精製時に着用する黄色のジャンプスーツなど‟色”が大きな鍵となっていました。

そして、それは『ベター・コール・ソウル』にも受け継がれているポイントで、本家ほど色使いが際立っていないように見えますが、製作チームは‟氷と炎”的な効果として善人には青系色の衣装を着せ、ヴィランには赤系色をあてがういう区別をつけているのだとか。

ジミーは、カラフルな暖系色のスーツやネクタイを身に着けて黄色の車に乗っていたことがありますが、それは善人から悪い奴へを変貌を遂げつつあることを意味しているのでしょうか。

過去のシーズンを見直す時や、2021年にシーズン6が放送&配信開始された時に、チェックしながら鑑賞してみてはどうでしょうか。

自分で予言した通り、ソウルはシナボンでお勤めすることに…

(※このページは、『ベター・コール・ソウル』と『ブレイキング・バッド』のネタばれを含みます!)

『ブレイキング・バッド』シーズン5第15話で、立場が危うくなったソウルが自分のアイデンティティを抹消してアルバカーキを離れる手はずを整え、ネブラスカ州オマハのファストフード店「シナボン」でマネージャーを務めるのが、せいぜい最高のシナリオになるだろうと言っていたシーンがありました。

そして、『ベター・コール・ソウル』では本家シリーズで言っていた通り、『ブレイキング・バッド』後の世界を描く白黒のシーンでソウルはシナボンにてマネージャーとして勤務し、自分が予言していた通りになったのでした。

10 Fun Facts About Better Call Saul Mental Floss