1万4千人、雨中はつらつ 熊本城マラソン

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雨の中、熊本城をバックにスタートするフルマラソンのランナー=16日午前9時10分ごろ、熊本市中央区の通町筋電停前(後藤仁孝)

 熊本城マラソン2020(熊本市、熊本陸上競技協会、熊本日日新聞社でつくる実行委員会主催)は16日、熊本市中心部を発着する3部門のコースであり、降りしきる雨の中、約1万4千人が力走を見せた。

 3部門のうち、金栗記念第64回熊日30キロロードレースには98人(男子77人、女子21人)が出場。男子はマラソン前日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=が1時間29分47秒で初制覇し、東京五輪男子代表の残り1枠を争う3月1日の東京マラソンに向けて弾みをつけた。女子は松本亜子(20)=デンソー=が1時間46分9秒で初優勝した。

 9回目となった歴史めぐりフルマラソンには、1万2531人(男子9893人、女子2638人)が出場。男子は豊岡RCの河野孝志(36)=東京都=が2時間18分35秒、女子は千原台高出身の加藤みちる(24)=熊本市=が2時間53分56秒で、いずれも初の栄冠を手にした。

 復興チャレンジファンラン(3キロ)は1481人が参加した。

 各部門のランナーは午前9時からの熊日30キロを皮切りに、中央区の通町筋電停付近を順次スタート。レース中は雨のほか強風も時折吹き付けたため、低体温症などによる救急搬送や途中棄権が相次いだ。

 大会実行委は新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、混雑するスタート直前まで着用してもらうマスクをランナーに配布するなどして対応。同委会長の大西一史市長は大会終了後、「運営側として非常にやきもきしたが、ひと安心した」と話した。(松冨浩之)