「戦争映画の傑作」と太鼓判! 全編ワンカットの臨場感が半端ない「1917 命をかけた伝令」

TOKYO MX(地上波9ch)の情報バラエティ生番組「5時に夢中!」(毎週月~金曜 17:00~)。1月30日(木)放送の「中瀬親方のエンタメ番付」のコーナーでは、新潮社出版部部長の中瀬ゆかりさんがおすすめのエンタメ作品を番付形式で紹介しました。

【“中瀬親方”による1月のおすすめ作品】

__◆関脇
新書「マトリ 厚労省麻薬取締官」
著 瀬戸晴海(新潮社)__

激増する薬物犯罪に敢然と立ち向かう厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」とは一体どんな組織なのか。麻薬、覚醒剤など人間を地獄に陥れる違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防……ありとあらゆる手を使って薬物犯罪者を追い詰めていく。さらには、運び屋にされた女性の裏側、薬物依存になってしまった子どもの救済、ネット密売人の正体の猛追や危険ドラッグ店の壊滅など、長きに渡り第一線で戦ってきた元マトリの部長が、さまざまなエピソードを明かした1冊。

中瀬親方のコメント「関東信越厚生局麻薬取締部の部長を務めた著者が、薬物犯罪の真実を書いた1冊です。『マトリ』は300人くらいで組織され、半数以上が薬剤師。著者の瀬戸さんも薬学部を卒業しているように、薬物に対する知識がないと難しい。厚生労働省の役人なんですけど、警察のような捜査をし、拳銃を装備することもできる、すごく特殊な立場で世界最小の最強軍団と言われています。これ1冊を読めば、『マトリ』について語れるようになるようになり、また日本の薬物の歴史もわかるようになるという、決定版です!」

__◆大関
小説「国語教師」
ユーディト・W・タシュラー 著/浅井晶子 訳(集英社)__

フリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)受賞作。元恋人の有名作家の男性・クサヴァーと国語教師の女性・マティルダが、16年ぶりに再会。文学を愛していた彼らは、かつてのように即興で物語を創作して披露し合う。クサヴァーは祖父を主人公にした人生の選択の物語、マティルダは“私”が若い男性を軟禁する恐怖の物語を語る。するとクサヴァーは、その若い男性が一体誰なのかに気づいてしまい……。

中瀬親方のコメント「オーストリア出身で元国語教師の作家によるミステリー小説です。過去の恐ろしい事件が、話が進むにつれて徐々にわかってくる過去とラストの余韻がすごい! 今、作家さんたちの間ですごく話題になっていて、最近読んだミステリーの中でも、秀逸な翻訳作品です」

__◆横綱
映画「1917 命をかけた伝令」
2月14日(金)より全国ロードショー__

「アメリカン・ビューティー」でアカデミー監督賞を受賞したサム・メンデス監督作。全編を途切れることなく、ひとつつながりの“ワンカット映像”に観せる撮影手法が話題となっている。第一次世界大戦の真っ只中の1917年、若きイギリス人兵士のスコフィールドとブレイクに重要な任務が命じられる。それは、一触即発の最前線で戦っている1,600人の味方に、明朝までに作戦中止の命令を届けることだった。この任務が遂行されなければ、味方兵士たちが、敵の仕掛けた罠で命を落とし、イギリスは敗北してしまう……。

中瀬親方のコメント「まるで自分が戦場にいるような臨場感がすごい! ずっと手に汗握って、2時間あっという間に観終わり、最後は落涙必至の物語になっている。サム・メンデス監督の祖父の語った実話をつなぎ合わせて作られているので、すごくリアリティがあるし、戦争映画の傑作だと思う」

中瀬さんが推す3作品、ぜひチェックしてみてください! 毎月最終木曜日に発表するこのコーナー、次回2月のエンタメ番付は、2月27日(木)にお届けする予定です。お楽しみに。

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<番組概要>
番組名:5時に夢中!
放送日時:毎週月~金 17:00~17:59 <TOKYO MX1>
「エムキャス」でも同時配信(地上波放送エリアを除く)
メインMC:ふかわりょう(月~木)、原田龍二(金)
アシスタントMC:大橋未歩(月~木)、ミッツ・マングローブ(金)
月曜コメンテーター:マツコ・デラックス、若林史江、ガウ(黒船特派員)
火曜コメンテーター:岩下尚史、コーヘン会(黒船特派員)
水曜コメンテーター:美保純、江原啓之、おおたわ史絵、小原ブラス(黒船特派員)
木曜コメンテーター:岩井志麻子、中瀬ゆかり、ジョナサン(黒船特派員)
金曜コメンテーター:中尾ミエ、堀江貴文(※月1出演)、セス(こども黒船特派員)
番組Webサイト: https://s.mxtv.jp/goji/
番組Twitter: @gojimu
番組Facebook:https://www.facebook.com/5jinimuchuu

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