将棋で脳を活性化、世代超え熱戦

熱戦が繰り広げられた健康将棋大会=大和市中央林間

 「大和市健康将棋大会」が16日、市民交流施設ポラリス(神奈川県大和市中央林間1丁目)で開かれ、小学1年から80代までの市民ら92人が参加した。市が重視する健康施策の一環で、将棋を通じて脳の活性化を図って幅広い世代が交流するきっかけをつくることが目的。今年で2回目で、参加者は前回より約20人増えた。

 対局は、有段者が参加した「一般1部」のほか、中学生以上の有級者の「一般2部」、中学生以上の初心者の「一般3部」、小学生以下の「こどもの部」の4部門に分かれて行われた。

 日本女子プロ将棋協会の女流棋士が審判を務め、トーナメント方式で開始。愛好者らが見守る中、真剣な表情で駒の動きを見つめて指し手を熟慮する上級者や、祖父の指導で将棋を始めたという男児らが熱戦を繰り広げた。

 市内在住の岡部俊雄さん(75)は「定年退職を契機に趣味で将棋を始めた。大会には初めて参加したが、いろんな人と対局できて楽しかった。敗者復活戦もやってほしい」と話した。

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