時代は遡り2007-2008シーズン。 プレミアリーグとチャンピオンズリーグ2つの大きなタイトルを成し遂げた当時のマンチェスターユナイテッドには、ビッグネームがズラリとひしめいています! 当時のスタメン、あなたは何人覚えていますか?
ファーガソン政権史上最強との呼び声高い2007-2008シーズン
ファーガソン政権22年目となるシーズンは、これまでユナイテッドを築き上げてきたベテラン選手と、これからの時代を背負っていく若手選手陣が見事に融合した、といえるシーズンでした。
3冠を達成し「赤い悪魔」の異名でヨーロッパを轟かせた1998-99シーズンには実績面であと一歩届かなかったものの、このシーズン在籍していたメンバー達の後の活躍を見るに、”史上最強”の名に相応しいチームだったのではないかと思います。
監督:アレックス・ファーガソン
27年という長い期間に渡り名門マンチェスターユナイテッドを指揮した紛れもない名将アレックス・ファーガソン。
13度のリーグ制覇と2度CLを獲るなど、実績面でも申し分なしの活躍をしました。
厳しい規律を求め、時に怒り狂って選手に叱責する姿がありながらも多くの選手達に慕われるのは、常に選手達を守りぬく暖かさを持っていたからに他なりません。
監督でありながら、常に選手の成長に寄り添う「父」のような存在でした。
GK:ファン・デル・サール
オランダ史上最高のゴールキーパーと評されたファンデルサール。
197cmの長身ながら足元のキック精度にも長けており、自身の選手人生にピリオドを打つまで常に高いパフォーマンスを披露し続けました。
現在はアヤックス・アムステルダムのCEOを務めています。
LB:パトリス・エヴラ
2006年にユナイテッドへ移籍したことが功を奏し、フランス代表にも選ばれたパトリス・エヴラ。
高い能力を持ちながらも、ピッチ外では練習のボイコット、サポーターへのキックなど度々世間を騒がせました。
2019年7月に現役引退を発表。
CB:ネマニャ・ヴィディッチ
2006年から2014年に渡るまで、マンチェスターユナイテッドの看板を背負い最終ラインで奮闘したネマニャ・ヴィディッチ。
相方・ファーディナンドと共に14試合連続無失点記録などを作るも、キャリア晩年はケガに悩まされ思うようにプレーが出来ず。
CB:リオ・ファーディナンド
ディフェンスリーダーとしてマンチェスターユナイテッドの黄金期を築いたリオ・ファーディナンド。
ヴィディッチと共に強力なディフェンスラインを構築していましたが、ピッチ外でも相当な仲良しだったようで、常にコミュニケーションに事欠かさなかったといいます。
現在はイギリスメディア「BT sport」で解説者を務めています。
RB:ギャリー・ネビル
下部組織からユナイテッド一筋の右サイドバックを務めたギャリー・ネビル。
クラブ、代表共にプレーを続けたベッカムと絶妙なコンビを組んだことでも知られています。
歯に衣着せぬ発言で周囲をざわつかせることも多いですが、現在は実況席に座ることも。
MF:ポール・スコールズ
168cmながらプレミアリーグで圧倒的な存在感を出し、中盤を支配したポール・スコールズ。
正確無比なパスセンスを主体としたプレースタイルは、ジダン、グアルディオラ、シャビ、イニエスタ、ハンセンといった錚々たるメンツから高い評価を得ています。
2019年に英4部で指導者キャリアをスタートさせるも、31日という早さで辞任。
MF:マイケル・キャリック
堅実なプレーでマンチェスターユナイテッドの骨子を固めたマイケル・キャリック。
戦術理解度が高く、常に危険なエリアを察知してスペースに入る力量を持っていました。
選手として大成しながらも、鬱病との長い闘病期間があったことを告白。
2018年に現役引退を発表。
MF:ライアン・ギグス
本職は左ウインガーでしたが、サイドハーフへのコンバートにも見事に適応し多くのアシストを決めたライアン・ギグス選手。
ファーギー・ベイブスの一人であり、マンチェスターユナイテッドでの公式戦953試合出場という記録は2位のボビー選手に205試合の差を付けて堂々のトップです。
2014年から指導者キャリアをスタートさせ、2018年には母国ウェールズの代表監督に就任しました。
MF:クリスティアーノ・ロナウド
言わずもがな、今もサッカー界のトップに君臨し続けるレジェンド、クリスティアーノ・ロナウド選手。
マンチェスターユナイテッドでファーガソン監督のもと指導を受けたことで、自身のプレースタイルにも大きな変化があったと語ります。
2008年にバロンドールを獲得。偉大な選手になるための一歩目を踏み出した瞬間です。
FW:カルロス・テベス
当時2年の期限付き移籍でマンチェスターユナイテッドへ加入したカルロス・テベス選手。
48試合に出場し19得点という大車輪の活躍で2冠に大きく貢献しました。
ストライカーとしての能力は世界トップクラスにあり、2009年にシティへ移籍し彼の才能が開花します。
近年は中国移籍するも思うようにいかず。古巣ボカへ復帰しプレーを続けています。
FW:ウェイン・ルーニー
マンチェスターユナイテッドといえば、ウェイン・ルーニー選手というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
イングランドが生んだ英雄は、ユナイテッドで公式戦393試合に出場し183得点を記録。
パス、シュート、サッカーセンスのどれもが非常に高いレベルで、チームの質をワンランク上へと引き上げました。
素行の悪さが問題となっていたこともありましたが、年齢を重ねるとともに落ち着き2020年1月からはダービーカウンティの選手権監督を務めています。
何人覚えていましたか?
いかがだったでしょうか。
このチーム構成から12年という長い月日が流れましたが、今でもトップクラスのパフォーマンスを続けているロナウド選手は本当に恐ろしいですね・・。
解説者や監督業として第二のキャリアをスタートさせる選手達も多くいました。これからまた違った形で活躍を見られるのが楽しみですね!