東京都が都内患者の積極的疫学調査の結果を発表… 検体搬入126人中7名が陽性

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東京都が2月16日、都内において今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の症例が確認された件(2月13日判明)で、保健所と協力の上実施した積極的疫学調査について、2月15日17時時点までに判明した結果を発表した。

2月13日に判明した都内患者は発症前、1月18日に個人タクシー組合支部の新年会(屋形船)に参加していた。この患者との濃厚接触者は、1月18日の新年会参加者・屋形船従事者、患者の同居者、個人タクシー組合支部従事者、患者が受診した医療機関の医療従事者、現時点で合計約190名が把握されており、全員を対象に、順次検査が実施されている。

東京都が発表した現時点の検査の実施状況と陽性者の内訳などは下記の通り。

東京都プレスリリースより

■都内患者(2月13日判明)の積極的疫学調査の実施状況 ※令和2年2月15日17時現在

※検体搬入数及び陽性数の各数値には2月13日判明分の1名及び14日判明の2名は含まない。
現在、このほかに約60名について、検査予定であり、今後の検査の実施状況などにより数値は随時更新される。

【陽性者の内訳】  

残りの約60名についても、全員、順次検査を実施し、検査結果については速やかに公表していきます。   

○ 本日把握した陽性者は、医療機関に搬送、入院する予定です。
○ 患者との濃厚接触者(陽性と判明した方を除く)には、以下の対応を依頼しています。
・検査結果が判明するまでの間の自宅待機
・現在症状が無く、検査結果陰性の方について、患者と最後に濃厚接触があった日から14日間の健康観察
・症状が出た場合には、保健所へ連絡の上、医療機関受診

【都民の皆様へ】
○ 新型コロナウイルス感染症は、我が国において、現在、流行が認められている状況ではありません。都民の皆様におかれましては、風邪や季節性インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
○ 湖北省及び浙江省から帰国・入国される方あるいはこれらの方と接触された方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、事前に保健所に連絡した上で、受診していただきますよう、御協力をお願いします。また、医療機関の受診にあたっては、湖北省及び浙江省の滞在歴があること又は武漢市に滞在歴がある方と接触したことを事前に申し出てください。

【多くの方が集まるイベントや行事等の参加・開催について】
〇 多くの方が集まるイベントや行事等に参加される場合も、お一人お一人が咳エチケットや頻繁な手洗いなどの実施を心がけていただくとともに、イベントや行事等を主催する側においても、会場の入り口にアルコール消毒液を設置するなど、可能な範囲での対応を検討いただけますようお願いいたします。

(参考)コロナウイルスとは
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。詳細は、国立感染症研究所の情報ページをご参照ください。

「人に感染するコロナウイルス」(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

(参考)
・「新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

・「新型コロナウイルス感染症に関する情報」(東京都感染症情報センター)
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/2019-ncov/