西彼・西海4位 「3強」の座守れず 再起向け収穫も 第69回郡市対抗県下一周駅伝大会・最終日

西彼・西海の3区前山(瓊浦高、左)から4区小林(鎮西学院高)へたすきリレー=南島原市

 西彼・西海は令和最初の大会で「3強」の座を守れず、第2日までの4位のままフィニッシュ。最終日は16区まで日間2位のリレーで猛追したが、あと一歩届かなかった。辻川総監督(満寿美観光)は「もっと綿密に今の力を把握しておく必要があった。でも、めきめき力をつけている選手や初優勝の小学生区間など楽しみな面も多い」と振り返った。
 悔しさは残ったが、若い力は存在感を示した。江口(駒大)は第1日8区で区間新をマークすると、この日も11区で区間賞を獲得。4区小林(鎮西学院高)も「絶対に貢献したかった。調子が良く、ベストに近い走りができた」と従来の区間記録を14秒更新する快走を披露した。
 反省と収穫の両方を胸に、チームは来年の70回大会で再起を誓う。春から3年生の小林は「今回の走りを今後に生かすことが大事。まずは自分が高校駅伝でしっかり走って、ここに勢いを持ってきたい」と言葉に力を込めた。

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