南阿蘇村袴野地区、復興へ共に歩む 住民とボランティア交流

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懇談する袴野地区の住民と復興支援のボランティア=南阿蘇村

 熊本地震で大きな被害が出た南阿蘇村袴野地区で16日、地元住民と支援を続けるボランティアの交流会があった。地元の地獄温泉・青風荘の上棟式にも参加し、復興への思いを強くした。

 袴野地区は地震後の人口減少が目立ち、被災家屋の片付けなどに従事したボランティアが、現在も草刈りなどの手伝いを続けている。交流会は「復興むらづくり協議会」と青年組織「はかまの会」が、感謝の気持ちを伝えて住民同士の親睦を深めようと企画した。

 地元住民11人とNPO法人幡ケ谷再生大学の3人は、公民館で昼食を取った後、地獄温泉に移動。4月のオープンを目指すレストランとロビーからなるエントランス棟の上棟式に参加し、昨年11月に完成した新たな温泉施設で入浴も楽しんだ。

 むらづくり協議会の高野誠会長(64)は「集落がここまできたのもボランティアと住民の協力のおかげ」と感謝。青風荘の河津誠社長(57)も「この日を迎えられて幸せ。地元と一緒に歩んでいきたい」。

 幡ケ谷再生大学の女性(41)=福岡市=は「被災道路が通行できるようになり、変化を感じた。地区外で暮らす人たちが戻って来られるよう今後も手伝いをしたい」と、地区への思いを話した。(田上一平)