壱岐・川谷“3日連続出走” 佐賀と長崎を掛け持ち 第69回郡市対抗県下一周駅伝大会・最終日

「3日連続出走」となった壱岐の17区川谷(ひらまつ病院)=長崎市

 壱岐の川谷(ひらまつ病院)が“3日連続出走”した。14、15日は佐賀の県内一周駅伝に参加し、この日は長崎の県下一周駅伝に出場。アップダウンの激しい17区を区間5位で走りきり「体はきつかったが、何とか粘れた」とレースを振り返った。
 壱岐商高から九国大に進み、佐賀を拠点とするひらまつ病院に就職。この時期は両駅伝の日程が重なるため、昨年に続いての掛け持ちとなった。佐賀では小城チームの一員として第1日に区間賞、第2日は区間新もマーク。この日は長崎に駆けつけて、古里のために力を振り絞った。
 岩崎総監督(石田中教)は「苦しい台所事情を理解して、本当によく頑張ってくれた」と感謝しきり。所属先では3年連続でニューイヤー駅伝に出場している28歳は「長崎で走れるのはやはりうれしい。いい経験になった」とタフさをのぞかせた。

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