街全体がひなまつり一色。そんな場所が、福井県にあるんです。
1月中旬から始まる、福井県大野市の「春を彩る越前おおのひな祭り」をご紹介します。
3000体のひな人形で街がひなまつり一色に!春を彩る越前おおのひな祭り
大野市では毎年1月中旬〜3月下旬にかけて、「春を彩る越前おおのひな祭り」が開催されます。
2020年で10回目となるこのイベントは、大野市内の十数カ所に、合計で数千体のひな人形が飾られるというものです。
20段、2000体のひな人形が圧巻!平成大野屋 平蔵
越前おおのひな祭りのメイン会場は、平成大野屋平蔵(ひらぐら)。
国の有形文化財に登録されている建物です。
ドアを開けると…
いきなり真正面に20段のひな人形が現れます。
これらのひな人形は、ほとんどが周辺住民から集まったもの。
もともとこのイベントは「飾られなくなってしまったおひなさまがかわいそう。飾ってあげたい」との思いから、市内にある人形・おもちゃ販売店「人形のやまだ」の高橋佳枝さんを中心に始まったものです。
大々的にひな人形を募集したわけではないものの、口コミで広がり、飾られなくなったひな人形がどんどん集まってこのような大規模なイベントに成長したんだとか。
なんと、この裏側にもたくさんのひな人形が飾られていました。
このほか会場には、福井の伝統工芸品を使ったもの、江戸時代に作られたもの、有名な人形作家が作ったもの、東京オリンピック特別デザインといった、新旧問わずさまざまなひな人形を見ることができます。
去年のレポートは以下の記事でご紹介しています。