Rソックス移籍のベルドゥーゴ 疲労骨折判明で開幕絶望に

ムーキー・ベッツを含む大型トレードでドジャースからレッドソックスへ移籍したアレックス・ベルドゥーゴが、レギュラーシーズン開幕に間に合わない見込みであることが明らかになった。昨年5月に腰と腹斜筋を痛め、その痛みを抱えながらプレイを続けていたベルドゥーゴだが、夏場に症状が悪化してシーズン終了。改めて検査を行った結果、腰に疲労骨折している部分があることが判明し、レギュラーシーズン開幕戦の出場は難しいと見られている。

レッドソックスのロン・レネキー暫定監督は、ベルドゥーゴが開幕戦に間に合う可能性を完全には捨てていないものの、「まずは様子を見てからだね。正直に言って、全てが上手くいったとしても、彼は開幕戦に間に合わないかもしれない」と慎重な姿勢を崩さなかった。ベルドゥーゴ自身も「焦るつもりはないよ。間違った期待を与えるようなことはしたくないし、離脱が長引くのも嫌だからね。プレイできる状態になったときに復帰するよ」と治療を最優先する意向を示している。

トレード交渉のなかで、ベルドゥーゴの故障についてドジャース側から特別な通達はなかったものの、レッドソックスはベルドゥーゴの医療情報を確認して故障について把握していたようだ。レッドソックスのチームドクターがベルドゥーゴを診察した結果、故障は順調に回復していることが明らかになったという。レッドソックスはベルドゥーゴをあと5年間保有できるため、無理をして今季の開幕戦に間に合わせる必要はないと考えている。

現在23歳のベルドゥーゴは、メジャー3年目の昨季、ドジャースで106試合に出場して打率.294、12本塁打、44打点、4盗塁、OPS.817を記録。今季はベッツに代わる正右翼手として期待されており、正中堅手のジャッキー・ブラッドリーJr.が今季限りでフリーエージェントとなるため、来季からは正中堅手として起用される可能性もありそうだ。なお、レッドソックスは控え外野手としてケビン・ピラーを獲得しており、ベルドゥーゴ不在の間はピラーが右翼に入ることになるだろう。

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