ワンストップ型ETC導入へ実験 神奈川県公社、モニター募集

 県道路公社は14日、横須賀市の本町山中有料道路(全長2.6キロメートル)の料金所で3月から、一旦停止する「ワンストップ型ETC(自動料金収受システム)」の導入に向けた社会実験を行うと発表した。同システムを使った有料道路での社会実験は全国初で、モニターを募集する。

 同公社の有料道路は県内に4路線あるが、支払いはいずれも現金か回数券で、利用者からETC導入の要望が寄せられていたという。そのため費用面の問題などを踏まえ、料金所で5~6秒停止することでキャッシュレス決済ができるワンストップ型ETCの導入を検討。本町山中有料道路での社会実験を決めた。本格運用の時期は未定という。

 社会実験は3月23日から5月21日まで。モニターは先着50人で、同道路を利用可能で、決済に必要なダイナースクラブカードへの入会・所持などの要件がある。応募は3月22日まで。同公社のホームページから申し込む。

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