今週後半は再び季節が前進へ 高温に関する早期天候情報

17日(月)午後2時の気温分布

 きょう17日(月)は大陸から強い寒気が入っていて、北日本だけではなく、西日本でも軒並み気温が10℃以下となっている。福岡では、平年より2か月以上も遅れていた今シーズンの“初雪”が、けさ観測された。
 一方で、まだ寒気の影響のない関東甲信地方では暖かい空気に覆われて気温が上がった。午後2時までの最高気温は、千葉県茂原市で20.3℃、甲府市で19.2℃、神奈川県小田原市で18.8℃、東京都心で16.8℃など、4月並みの気温になっている。

週間天気予報

 向こう2週間は、気温の変動が大きくなる見込み。今週の中ごろまでは関東も含めて寒気の影響を受けやすく、気温が平年並みか低くなる予想だが、今週後半以降は寒気の影響を受けにくくなる。
 特に、23日(土)頃からの約5日間は、東北から九州・沖縄にかけて気温がかなり高くなる見込みだ。

 以上のことから、気象庁は北海道を除く地方に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。積雪の多い山地では、なだれにも注意が必要だ。

早期天候情報とは

17日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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