野村克也氏をWBSCが追悼特集 「日本のレジェンド」「日本で最高峰の偉大な選手」

2019年のヤクルトOB戦に出場した野村克也さん(右端)【写真:荒川祐史】

WBSCは「カツヤ・ノムラは素晴らしい捕手だった」とも伝えている

 今月11日に虚血性心不全のため84歳で死去した野村克也氏。現役時代は「生涯一捕手」として南海(現ソフトバンク)、ロッテ、西武でプレーし、NPB歴代2位の657本塁打をマーク。監督として南海、ヤクルト、阪神、楽天を率いてリーグ優勝5度(南海1度、ヤクルト4度)、日本一3度(ヤクルト)達成するなど日本球史に輝かしい功績を残した。

 日本球界に悲しみが広がる中、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)も野村氏を追悼。公式ホームページに「野球界は“日本のレジェンド”カツヤ・ノムラの死を悼む」とのタイトルで、野村氏を悼む記事を寄せている。

 記事は「野球界はカツヤ・ノムラの死を悼んでいる。彼は日本でも最高峰の偉大な選手だ」と指摘。「カツヤ・ノムラは素晴らしい捕手だった。彼は捕手でベストナインに19度選ばれている。打者としてはサダハル・オウに次いで2番目となる本塁打数を記録した選手として記憶されることだろう」と伝えた。

 現役時代の3017試合出場、2901安打、657本塁打、1988打点はいずれもNPB歴代2位。本塁打王9度、打点王7度、首位打者1度獲得し、1965年に戦後初の3冠王に輝いた。捕手の重責を担いながら様々な記録を打ち立てた野村氏にWBSCも“最敬礼”していた。(Full-Count編集部)

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