「グリーン物流」の実現に向け中型商用EVトラックを導入
ヤマトグループは、1月23日に発表した経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」の環境ビジョンとして「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」を掲げ、環境・生活・経済によりよい物流の構築を目指している。ビジョン実現に向け、車両のEV化は重要であり、これまでもヤマト運輸は日本で初めての宅配に特化した小型商用EVトラック(車両総重量3.5t未満、普通免許で運転可)をストリートスクーター社と共同で開発、導入を進めてきた。
今回、中型商用トラック(車両総重量3.5t以上7.5t未満、準中型免許以上で運転可能)のEV化に向け、いすゞ自動車が開発した「エルフEVウォークスルーバン(以下:EVウォークスルー)」を1台導入する。
このトラックはEVであるとともに、車から降りることなく運転席から荷台へ移動できる「ウォークスルー構造」となっており、CO2削減とセールスドライバーの労働環境向上に寄与する。
ヤマト運輸は「グリーン物流」の実現に向けて、小型商用EVトラックの導入に続き、中型商用EVトラックの本格導入に向けて、神奈川県藤沢市でモニター稼働を開始する。
エルフEVウォークスルーバン
導入により期待される効果・価値
・CO2の削減、大気汚染物質の削減、EVの普及に貢献
・「ウォークスルー」構造によるセールスドライバーの作業負荷軽減
開発メーカーと車種
メーカー:いすゞ自動車株式会社
車種:エルフEVウォークスルーバン
車両スペック
■定員:2名
■車両総重量:4,970kg
■最大積載量:1,850kg
■最大出力:83kw
■最大トルク:305Nm
導入地域と台数
■導入地域:神奈川県藤沢市
■導入台数:1台
■モニター開始日:2月14日
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