「絶対に落ちない」というイメージで知られる長崎県西彼時津町の通称「鯖（さば）くさらかし岩」をモチーフにした「さば缶」が完成した。町の活性化を目指す町民総活躍プロジェクト推進委員会がプロデュース。町内の中学高校に贈り受験生を応援するほか、市販もされる。
同委員会はこれまで、鯖くさらかし岩の“落ちない”イメージを活用し、受験生応援グッズの開発や、町の魅力発信をしてきた。
さば缶は、一般的な「みそ味」と、味付けにしょうゆとあんを使ったオリジナルの「『時津まんじゅうのあんこ入り』しょうゆ味」の2種類。
13日は、同委員会の松田孝成会長が同町左底郷の青雲高を訪れ、3年生223人分を贈った。松田会長は「岩に願掛けする意味でさば缶を作った」と説明し「これを食べて、目指す大学に全員合格してほしい」とエール。生徒代表の森馨哉さん（18）＝3年＝は「最後の最後まではいつくばって、合格するよう頑張ります」とお礼を述べた。
今後、町立中の3年生にも配布。さば缶は通常のパッケージ以外に、受験シーズンに合わせた合格祈願限定のパッケージもある。
さば缶は時津アンテナショップ＆喫茶「ブリッジ」（同町浦郷）で販売。300円（税別）。
