「家政夫のミタゾノ」第4シリーズ決定。オリンピックイヤーに「痛み入ります」

テレビ朝日系では4月から連続ドラマ「家政夫のミタゾノ」(金曜午後11:15、開始日未定)の第4シリーズを放送することが決定した。

主演を務める松岡昌宏は「やはり芝居をする者として、シリーズものができるということはそのキャラクターやチーム、作品の作り方などすべてをひっくるめて、視聴者の皆さんに認めていただけたということだと思うんです。もちろん、2作目も3作目もうれしかったのですが、4作目はまた格別。今回は飯豊まりえさんという新しい力もいただき、慣れることなく、この座組でしかできない『家政夫のミタゾノ』をお届けしたいと思っています」と続編を喜びつつ、気持ちを新たにしている。

同作は、松岡演じる女装した大柄な家政夫・三田園薫(通称・ミタゾノさん)が、派遣された家庭・家族の内情をのぞき見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく痛快“のぞき見”ヒューマンドラマ。2016年10月に第1シリーズが放送されて以降、18年4月に第2シリーズ、19年4月に第3シリーズが放送されている人気シリーズだ。

松岡は「相変わらず(ミタゾノの)メークは体が覚えていました。今回は15分で完成。シリーズ重ねるごとにだんだん無駄なものは省いていっているので、だいぶ早くなりましたよ(笑)。最初はアイシャドーやラメも入れていたんですけど、誰にも気付かれないからやめちゃいました! 今のミタゾノは“ナチュラルメイク”です」とメークの裏話を明かしつつ、「この4年間、常にミタゾノのことは頭にありますね。先日も夢でドラマの撮影をしていました(笑)。普段の生活でも、何かが起きたり、ニュースを見たりしていても、『あ、これミタゾノの題材として使えるんじゃないかな』『ミタゾノだったらこうやって解決するんじゃないかな』って考えたり…。芝居に取り入れられるように、携帯電話にメモしたりしています。ちょっと不満に思うようなニュースを目にした時に『ここにミタゾノがいればな!』って思えるような、そんなダークな中に面白さがあるのが『家政夫のミタゾノ』なんだと思います。今回も大いに世相を反映した内容になってくると思いますので、スカッとさせますよ! お任せください!」とシリーズへの愛着と意気込みを語っている。

そして、第4シリーズでも引き続き、ミタゾノと共に行動する若き家政夫・村田光役で、Hey! Say! JUMP・伊野尾慧が出演。第3シリーズのラストで「アイドルを目指す」と宣言した光だったが、休日にダンスレッスンにいそしむかたわら、腰掛け気味に家政夫業も続けているという役どころとなっている。

伊野尾は「もう一度『家政夫のミタゾノ』に呼んでいただけるとは思ってもいなかったので、すごくうれしいです! 正直、ウチの事務所(ジャニーズ事務所)は後輩もたくさんいて、今回は下手したらそちらに代わってしまうのではないかと思っていたので…(笑)。これは松岡くん、いやミタゾノさんにハマっているな!と感じています(笑)。ドラマに出演させていただく機会はありますが、シリーズものに続けて出させていただくのは初めて。前回たくさんの反響がありましたし、すごくよかったとお褒めの言葉もいただいたので、プレッシャーもありますが、期待に応えられるよう、そして作品が盛り上がるよう、また新たな気持ちで頑張ります!(Hey! Say! JUMPの)メンバーたちも喜んでくれると思います」と喜色満面。

また、今作からは飯豊がミタゾノらが所属する「むすび家政婦紹介所」に新加入。飯豊が演じるのは新人家政婦の霧島舞。人間観察が趣味で、のぞかぬとも依頼人の人間性を見抜いてしまう新タイプの家政婦だ。忖度(そんたく)とうそが苦手で、笑顔のまま歯に衣(きぬ)着せぬ物言いをしてしまうため、思いもよらないトラブルを巻き起こしてしまうことも。舞はこれまでに出会ったことのないタイプのミタゾノに興味を示し、その禁断の秘密に迫ろうと試みる。

飯豊は「『家政夫のミタゾノ』はストーリーがとても面白く、私生活で使える豆知識も多いという、これまでにないジャンルのドラマなので、幅広い層の方々に愛されていますよね。そんな作品にまさか私が参加させていただけると思っていなかったのですごくびっくりしています! 松岡昌宏さんとは昨年『必殺仕事人』(同系)でご一緒させていただいたのですが、その時に『家政夫のミタゾノ』の現場がとても楽しいとおっしゃっていたので、撮影現場に行くのが今から楽しみです。“生ミタゾノさん”にお会いしたのですが、すっごく奇麗ですよね! 迫力もあってびっくりしました(笑)。初めての家政婦役ですし、出来上がったチームに入っていくのはいつも緊張しますが、早く溶け込めるよう自分なりに頑張りたいです。『家政夫のミタゾノ』チーム恒例だという“お花見”も楽しみにしています!」と期待を寄せている。

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