ヤニス・アデトクンボ、新形式のオールスター支持「第4Qはプレイオフのようだった」

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NBAオールスター2020が2月16日(日本時間17日)に行われ、チーム・レブロンが157-155でチーム・ヤニスを下した。新フォーマット採用により白熱の展開となったが、昨季MVPのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)も“お祭り”ではなく、真剣勝負の緊張感があったと明かしている。

ヘリコプター墜落事故で急逝したコービー・ブライアント追悼の意を込め、今年のオールスターは試合フォーマットが変更された。第3クォーター(Q)まではQごとに得点がリセットされて各Qで勝敗を決定。第4Qは時間無制限、第3Q終了時にリードしているチームにコービーの背番号「24」を足したスコアが最終目標得点(ターゲットスコア)に設定され、先に到達したチームが勝利するルールとなった。

チーム・ヤニスが133-124とリードして第3Qを終え、157点が最終目標得点に設定されて第4Qがスタート。チーム・レブロンが136-142と6点差に詰め寄った局面では、アデトクンボがレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のジャンパーをブロック。アデトクンボがその直後にもアンソニー・デイビス(レイカーズ)のダンクを止めれば、デイビスもアデトクンボのジャンパーを防ぐなど、時間の経過とともに両チームの選手たちもいっそう真剣モードになった。

チーム・レブロンがジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)の3ポイントシュートで146-146に追いついた後は一進一退の攻防。154-153の局面でレブロンがレイアップを狙い、アデトクンボが後ろからブロックした際には、1度はゴールテンディングで得点が認められたが、「チャレンジ」の結果、ボールが最高点から落下する前にブロックしていたとして、レブロンのゴールは取り消しとなった。

最後は今回の開催地シカゴ出身のデイビスがフリースロー1本目を外すも2本目を沈め、チーム・レブロンが157-155で勝利。オールスターでは近年見られなかった、最後までどちらが勝つのか分からない白熱した展開で大いに盛り上がりを見せた。

『ワシントン・ポスト』のベン・ゴリバー記者は、試合後の会見の模様を自身のツイッターで公開。チーム・ヤニスのキャプテンを務めたアデトクンボは、兄から「今まで一番面白いオールスターだった」と言われたという。

「『皆が勝ちに行っていたし、真剣に競い合っていた』」と言われた。チーム・ヤニスとしても、勝つためにやった。特に第4Qはディフェンスもタイトで、プレイオフのようなインテンシティだった。すごく良かったと思う。これからもずっと同じフォーマットでやりたい」

コービー追悼のために採用されたフォーマットは来年以降も採用されるのか。真剣勝負を望むファンは、その行方に熱視線を送ることになりそうだ。

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