ブレーブス・フリーマン「目標はワールドシリーズ制覇だけ」

ブレーブスの主砲、フレディ・フリーマンはチームが再びワールドシリーズ制覇を目指す時期にきたと考えているようだ。フリーマンは「昨季もそのチャンスがあったと思っている。僕たちは良いチームだったからね。でも、自分も含めて(ポストシーズンで)実力を発揮できなかったんだ」と語り、「僕たちは再び素晴らしいチームになったと思う。(今季は)ワールドシリーズを制するか何も得られないかのどちらかだ」とワールドシリーズ制覇だけを目指していることを力強く宣言した。

現在30歳のフリーマンは、今季を故障なく終えると通算出場試合数が1500に到達する可能性がある。ブレーブスの長い歴史において、1500試合以上に出場しているのは8人だけ(フリーマンは1346試合で球団史上12位)。しかし、オールスター・ゲーム出場4度、シルバースラッガー賞1度、ゴールドグラブ賞1度など輝かしい実績を誇るフリーマンは、ワールドシリーズどころかリーグ優勝決定シリーズに出場した経験すらない。昨季はそのチャンスだったが、レギュラーシーズン終盤に右肘を痛め、カージナルスとの地区シリーズでは本領を発揮できず、チームも2勝3敗で敗退してしまった。

右肘のコンディションはすでに万全となっており、フリーマンが昨季のリベンジに臨む準備は整っている。今季はツインズへ移籍したジョシュ・ドナルドソンに代わってカージナルスからマーセル・オズーナが加入し、フリーマンは「彼が打線の中軸にいてくれるのは大きいよ。僕は彼のことを打率.240の打者とは考えていない。彼のおかげで僕たちの打線はさらに強力になると思う」とオズーナの加入を歓迎する。また、ロナルド・アクーニャJr.とオジー・アルビーズという若きスターコンビの活躍にも期待を寄せているようだ。

昨季は打率.295、38本塁打、121打点、OPS.938というMVP級の大活躍を見せたフリーマン。その活躍を再現し、今季こそはチームをワールドシリーズ制覇へ導きたいところだ。

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