人が寄り付かない! 写真で見る新宿・歌舞伎町の今… コロナウイルスの影響で来なくなったのは中国人だけじゃなかった

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もはやうんざりするほど、耳にする新型コロナウィルスを巡るニュース。日曜日である2月16日には、東京都内で新たに5人の感染が確認された、とのニュースが流れた。そのうち3人は、すでに発症していたタクシー運転手からたどれる感染だが、残りの2人は関係のないルートだという。大都会東京に住む人たちが戦々恐々となるのも仕方がないだろう。

そんな状況だけに、人々は不要不急の外出自体を避けるようになってきたようだ。都心であり随一の歓楽街・観光地である新宿にその影響が顕著にあらわれている。新宿を中心に流しているタクシードライバーはこう証言する。

「新宿はガクッとお客さんが減りましたね。特に昼間です。なんだかんだ言って夕方を過ぎるとそれでも人はいるのですが、買い物客である主婦や年配者が寄り付かなくなった。子どもさん連れもいなくなりましたね。自分はもう、夕方までは新宿近辺を流すのは止めましたよ」

ちなみに、夜はまだマシというのは、歌舞伎町だけではなく、

「週末の新宿2丁目はあまり変わりないですね。地方から上京してきたお客さんも相変わらず多いですし」

そして運転手は、その日の夜も2丁目をターゲットにする予定だと話した。

この昼間の新宿に人がいないというエピソードは、実際歩いてみるとよくわかる。というより、ここ数年、如何に中国人によるインバウンドに頼り切っていたかということが痛感される。

それでは写真を見ていただこう。

メインとも言える新宿駅東口や西口の量販店近辺、ブランドショップなどは見た目からも人の減りがわかるくらい。なかでも深刻なのがデパート系で、駅に隣接する某デパートなどは中国人客がいなければ店員の数のほうが多いのではないか?と錯覚してしまうくらいだった。

もっともそれもそのハズで、安倍政権は2020年、つまり本年度中に訪日外国人観光客数を4000万人台にのせるために、あらゆる努力を払ってきた。そして新宿は銀座や浅草を押さえて、東京で一番観光客が集まる場所なのだ。そのなかでも中国人観光客の数が一番なのだから、この騒動でダメージが大きくなるのは自明の理なのかもしれない。

さらに負の連鎖までもが……歌舞伎町でバーを経営する女性はこうぼやく。

「今月(2月)に入ってお客さんが目に見えて減った。そう話しているのはウチだけではないの。もともとウチに外国人観光客はほとんどこないから、インバウンドは関係ないのだけど、この騒動のせいか日本人の常連さんの足が遠のいた。これが痛い。もう、なかば諦めモードよ」

新宿は外国人観光客が多い→なので、必要がなければ足を延ばさない……という悪循環になっているのか。出口が見えない騒動だけに、関係者の懸念は募る一方だが、インバウンドに頼り切る営業がいかに不安定かということは、遅まきながら学習したハズだ。せめて、今後の対応に活かすことくらいはしたいものだ。(文◎堂本清太)