R18+BL映画『性の劇薬』北代高士、渡邊将、城定監督らによる舞台挨拶開催!「挑戦的な作品になるのは覚悟のうえ」

『私の奴隷になりなさい 新章』や『新宿パンチ』などで知られるピンク映画界の鬼才・城定秀夫監督の最新作『性の劇薬』が2/14(金)より池袋シネマ・ロサにて公開し、 金土日の3日間連日満席の好スタートを切った。

水田ゆきの同名マンガを実写化した本作は、 完璧な人生から転落し、 飛び降り自殺をしようとしたエリートサラリーマンの桂木が、 「捨てるなら…その命、 俺に寄こせ!」と突然現れた謎の男・余田に助けられ、 監禁、 SM、 調教を通して「生」を植え付けられていくという衝撃的なストーリー。 原作マンガは、 めちゃコミックをはじめとする各電子書籍サイトのBLランキング1位を獲得し、 累計ダウンロード数100万を超える大ヒットを記録している。

公開初日を含む金土日3日間は、 主演の北代高士、 渡邊将、 城定監督らによる舞台挨拶を開催。 16(日)には、 再生回数90万回突破の本作予告編のナレーションを担当したBL界の帝王・森川智之がMCで登壇。 劇中の余田のセリフをアフレコ風に読み上げ、 観客を大いに沸かせた。 以下は初日舞台挨拶での登壇者コメント。

城定秀夫監督

「せっかく前例のないR18+のBL映画をやるなら、 名のある役者を起用してぬるくやるより、 オーディションで渡邊(桂木誠役)くんのような新人を起用して、 とことんやりたいとは最初から思っていました」

北代高士(余田龍二役)

「R18+の作品はいっぱいあるし、 BL映画もたくさんある。 でもR18+のBL映画は本作が初めて。 どんな大先輩たちもやってないことを、 まだまだ未熟な自分が経験できたのは本当に幸運でした。 最初に原作を読んだ時は「これはどうやって実写化するの?」と思ったが、 読み進めていくうちに、 深い愛の物語にグッとくるようになりました。 」

渡邊将(桂木誠役)

「オーディションのときから監督をはじめとしたスタッフの熱量が違った。 挑戦的な作品になるのは覚悟のうえ、 というのを感じました。 (過激な性描写について)正直、 最初は躊躇もしたんですけど、 どうせ出るならと割り切って、 思いきり演じました。 原作を読んで初めてBLマンガに触れたが「生と死」というテーマが徐々に見えてきて、 実写化したら本当に面白くなりそうだと思いました。 」

最後に城定は「チャレンジ精神で作ったはいいけど、 劇場にわざわざ観に来てくれる人はいるのか?と本当に不安でした。 こうして出足が満席で本当にうれしい」と柔らかな表情でコメント。

北代は「宣伝が難しくなるし、 R18+にする決断はすごく勇気がいること。 でもその熱意があったからこそ全力で挑戦できた。 ちょっとでも何か響くものがあった方は、 ぜひ口コミで広げていただけるとうれしいです」と呼びかけた。

そして客席を見回した渡邊が「改めて満席の様子を見ると本当に胸が熱くなります。 感謝の気持ちでいっぱいです。 ご来場いただきありがとうございました」と頭を下げ、 初日舞台挨拶を締めくくった。

© 有限会社ルーフトップ