大井川鐵道、無人駅をねこ駅化する計画 2月22日「猫の日」から

川根小山駅と猫のイメージ(実際には駅猫はいません)

大井川鐵道は駅名に「ねこ」が入っている「川根小山駅」(かわねこやまえき)を、猫の日である2月22日(土)から「川猫山駅」としてねこ駅化する計画を発表しました。

といっても実際に駅名を変更するわけではありません。プロジェクトの内容は、同駅に猫の写真やイラストを掲示できるボードと「川猫山」の看板を設置し、愛猫家やおもしろ鉄道が好きな方へのアピールを図るというものです。

川根小山駅のボードイメージ 写真やイラストを貼り付けることができる

川根小山駅は1959(昭和34)年8月1日に開業した大井川鐵道井川線の駅。現在は無人駅となっており、一日の乗降人数は2018年度で平均3人。同社は無人駅のPR活動につなげる試みとして、このねこ駅化計画を推進していくようです。

同駅周辺には駐車場がありませんので、訪問の際は千頭駅から大井川鐵道の列車を利用しましょう。また猫を連れていく場合は専用のキャリーに入れ、乗車券とともに「手回り品切符」(片道270円)を購入する必要があります。フンなどは飼い主が責任をもって処理しましょう。

ところで、大井川鐵道の調べによれば、駅名に「ねこ」が入っている駅は全国に6つ存在するようです。「川根小山駅」を除く5つの駅は、それぞれ新京成電鉄、JR東日本 八高線、横浜市営地下鉄 ブルーライン、JR東海 御殿場線、黒部峡谷鉄道にあるようですが……全部分かったらあなたも「ねこ駅」マスター?

【補足】
駅猫の写真モデルは旧 片上鉄道吉ヶ原駅で駅長猫として働いていた「コトラ」。かつて大井川鐵道沿線を訪れた際に撮影されたもののようです。コトラは2017年11月13日、15歳6ヶ月でこの世を去りました。

記事:鉄道チャンネル編集部
写真:大井川鐵道

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