ユーティリティ・プレイヤーのホルトがブリュワーズと契約合意

日本時間2月18日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールが報じたところによると、ブリュワーズはフリーエージェントのユーティリティ・プレイヤー、ブロック・ホルトとの契約合意に達したようだ。契約条件の詳細は、現時点では明らかになっておらず、身体検査を経て正式に契約成立が発表される見込みとなっている。内外野兼用のユーティリティ・プレイヤーとしてレッドソックスで7シーズンにわたって活躍したホルトは、フリーエージェント市場に残る有力選手の1人となっていた。

ホルトは現在31歳で、昨季は87試合に出場して打率.297、3本塁打、31打点、OPS.771をマーク。開幕直後に右目の角膜を損傷して2ヶ月近く戦列を離れたため、出場試合数は3ケタに届かなかったものの、打率.297と出塁率.369は自己ベストの数字だった。また、ユーティリティ性も健在で、二塁を60試合(スタメン56試合)守ったほか、一塁で11試合(同3試合)、遊撃で6試合(同3試合)、右翼で6試合(同5試合)、三塁で4試合(同3試合)、左翼で4試合(同3試合)に出場した。

ブリュワーズの内野陣は、一塁にライアン・ブラウンとジャスティン・スモーク、二塁にケストン・ヒウラ、三塁にエリック・ソガードとジェッド・ジョーコ、遊撃にオーランド・アルシアとルイス・アルシアがおり、ライオン・ヒーリーやロニー・ロドリゲスも控えている。よって、ホルトがレギュラーとして起用される可能性は低く、レッドソックス時代と同様にチーム事情に合わせて複数のポジションを守ることになるだろう。

ホルトは2009年のドラフトでパイレーツから9巡目(全体265位)指名を受けてプロ入りし、2012年にメジャーデビュー。同年オフにマーク・マランソンらとのトレードでジョエル・ハンラハンとともにレッドソックスに加入した。メジャー8シーズンでの通算成績は639試合、552安打、打率.271、23本塁打、OPS.714となっている。

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