下積みを経てW主演に成り上がった話題のイケメン俳優たち

俳優の田中圭と中村倫也が兄弟役を演じる、3月15日放送のテレビ朝日系スペシャルドラマ「不協和音 炎の刑事VS氷の検事」のメインビジュアルがこのほど解禁され、一部スポーツ紙が報じた。

記事によると、同ドラマは、作家・大門剛明氏の人気小説が原作。自白強要で冤罪を生んだ元刑事を父に持つ兄弟が、生き別れた後に刑事と検事として再会。信念をぶつけ合いながら共に難事件に挑むストーリーで、田中は兄の熱血刑事を、中村は弟の冷静沈着な検事を演じるという。

メインビジュアルでは、原作小説の表紙を2人が“完コピ”し、それぞれのキャラクターになり切ってイスに座ったカット。2人はこれまでに共演経験はあるが、本格的な共演は今回が初めとなったが、ともに境遇は似通っている。

田中は2000年に俳優デビューし、好演が話題になった作品があったが、所属事務所は小栗旬、綾野剛、間宮祥太郎、坂口健太郎ら主役級の俳優を続々と輩出。そのため、なかなか脚光を浴びなかった。

しかし、単発ドラマを経て連ドラ化された2018年のテレビ朝日系の主演作「おっさんずラブ」が大当たり。一躍、人気俳優の仲間入りを果たした。

一方、中村は高校1年の時に現在の所属事務所からスカウトされ、事務所の養成所で演技を学び05年に俳優デビュー。その後、数々の映像作品に出演したが、事務所は松坂桃李、菅田将暉、新田真剣佑ら続々と売り出した俳優が当たり、中村が脚光を浴びる機会がなかった。

ところが、18年のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で一躍脚光を浴び、たちまち注目のイケメン俳優となった。「今が旬の2人だけに、それなりの視聴率が取れれば連ドラ化される可能性もありそう。テレ朝としては、新しい連ドラシリーズがほしいだけに、2人のSPドラマにはかなりの期待がかかっている」(テレビ誌記者)

ドラマへの反響が注目される。

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