横浜のタクシー運転手が新型コロナウイルスに感染 60代男性重症

新型コロナウイルスの新たな感染者について会見する県と横浜市の担当者=県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県と横浜市は18日、同市内に住む60代の男性タクシー運転手の感染が新たに確認されたと発表した。男性は重症の肺炎で、人工呼吸器を装着しているという。

 県などによると、男性は3日に発熱し、5日に県内の医療機関を受診して風邪と診断された。8日の再受診時に肺炎の症状があったため、さらに別の医療機関を紹介受診。13日の診察後に入院し、同日中に県内の別の医療機関に転院した。17日にPCR検査を実施、18日に陽性と判明した。

 男性は県外でタクシー業務に従事。「中国の方を乗せた」と医師に話していたという。男性の行動経路などは不明で、県などは濃厚接触者の把握などについて調査するとしている。

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