27歳、農業法人を設立 黒部の能澤さん、地域振興に意欲

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 黒部市村椿地区の農業従事者が農業法人「R&Vのざわ農場株式会社」を設立した。高齢化で担い手不足が懸念されるなかで、27歳の能澤喬之(たかゆき)さんが社長を務め、地域農業の振興を目指す。

 入善町出身の能澤さんは、東京で建設会社に勤務していたが、2017年に実家の農業を継いでいた未菜(みな)さん(26)との結婚を機に農業を始めた。

 生産性や収益性を向上させるため地元農家の間で農業法人を設ける話がすでにあり、準備期間を経て、今月10日に新法人を設立した。能澤さん夫妻と、得能農産の得野初雄さん(76)と太田真矢さん(47)、個人農家の松澤昭久さん(63)が取締役となり、松澤さんの娘美幸さん(30)を従業員に迎えた。

 新法人の経営面積は86ヘクタールで、米や大豆を中心に、ニンジン、ネギなども栽培する。社名のR&Vはライス&ベジタブルを意味する。

 能澤さんら6人は18日、市役所を訪れ、大野久芳市長に設立を報告した。大野市長は「黒部を発信するような野菜を作ってほしい」と期待した。能澤さんは「先輩たちと一緒に頑張りたい。女性の働きやすい環境づくりも進めたい」と話した。