小泉進次郎氏、肺炎会合欠席日に新年会 「後援会優先したのか」野党が批判

小泉進次郎環境相

 小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)が新型肺炎に関する政府の対策本部会合を欠席した日に、横須賀市内で開かれた地元後援会の新年会に出席していたことが18日、関係者への取材で分かった。同日の衆院予算委員会では、共産党の宮本徹氏が「新型コロナウイルス対策よりも後援会行事を優先したのか」と批判した。

 小泉氏が欠席したのは、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が16日午後4時から首相官邸で開催した会合。同本部は全閣僚がメンバーになっており、当日は八木哲也環境政務官が代理出席した。大臣が東京から離れる際のルールに沿った対応という。

 予算委で小泉氏は「必要な指示はしており、副大臣や政務官と情報共有もしている。危機管理は万全だ」と説明。宮本氏は「対策本部が開かれた時間帯に、何をしていたのか」と追及したが、小泉氏は明確な答弁を避けた。

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