仏エリート養成校、新校に転換

「黄色いベスト運動」に対応

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 【パリ共同】フランスのフィリップ首相は18日、超エリート養成校として知られる国立行政学院(ENA)を廃止するとしたマクロン大統領の意向を巡り、完全な消滅ではなく、門戸を広げて現場での対応力の向上を重視する新校に置き換える方針を示した。校名は変わるが、上級公務員を育成する機能は存続する。

 マクロン氏をはじめ歴代大統領や高級官僚を数多く輩出した有名校ENAの廃止は、マクロン氏が「黄色いベスト運動」による政権抗議デモを受けて昨年4月に打ち出した施策の一つ。「エリートの浮世離れ」批判に対応した考えは論議を呼んだが、穏当な変革に落ち着きそうだ。