空きビル遊び場に再生 高岡の阿部・平岡さん

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改修を計画している空きビルの前で笑顔を見せる平岡さん(左)と阿部さん

 ■CFで改修資金募る

 高岡市在住で富山大芸術文化学部4年の阿部真弓さん(23)とデザイナーの平岡のっぽ(本名・麻菜)さん(28)が、市中心部の空きビルを丸ごと改修し、カフェやバー、イベントスペースを開業する計画を進めている。「あそびとビル」と名付け、高岡を愛する人たちが集う遊び場にする。クラウドファンディング「CFとやま」で資金を募っている。(浜田泰輔)

 改修を計画しているのは高岡市末広町にある地上4階、地下1階建てのビル。以前は電器店やスナック、事務所が入っていたが、現在は使われていない。1階はカフェとバー、地下1階はライブ会場、2~4階は貸しスペースや貸しオフィスへの再生を目指す。

 1階のカフェとバーを誰でも気軽に立ち寄れるビルの“顔”としつつ、各階の貸し出しにはメンバー制を取り入れる。月額4千円で月4回、自由に使えるようにし、週1回のヨガ教室などのレッスン会場としての利用を見込む。カフェのキッチンもレンタル可能で、飲食店を開業したい人が試験営業できるようにする。

 阿部さんは千葉県出身で、大学でデザインを学ぶ傍ら、市などが主催する「リノベーションスクール@高岡」を受講。空き物件を生かして中心市街地を活性化させる活動を続けてきた。東京都出身で、同じく「県外出身者の視点で高岡を盛り上げたい」と考えていた平岡さんとプロジェクトを進めることになった。

 ゲストにバーテンを任せる「あそびバー」や、テーマに沿った映画と音楽のイベント「あそばナイト」など、さまざまな企画を温めている。2人は「いろんな人の『面白い』『やってみたい』を実現する場所にしたい」と意気込む。

 資金の募集は3月13日までで、目標金額は100万円。ビルの改修の様子は動画配信サイトで紹介する。

カフェとバーの営業を予定するビルの1階