自転車カギかけ最優秀校 国見中に感謝状 長崎県警

高嶋署長(右)から感謝状を受け取る生徒代表=雲仙市立国見中

 長崎県警が主催する本年度の「自転車カギかけコンテスト」で、雲仙市立国見中(西村公一校長、266人)が県内の自転車盗難防止モデル校7校のうち、施錠率トップで最優秀校に輝いた。雲仙署の高嶋美智也署長が14日、同校を訪れ感謝状を贈った。
 県警は本年度、高校5校、中学2校をモデル校に指定。国見中はほとんどの生徒が自転車で通学している。生活安全部の約40人を中心に毎朝、駐輪場を点検して鍵掛けの周知徹底に努めた。同コンテストでは抜き打ち検査を複数回して、同校は各回とも98%を超える施錠率だった。
 高嶋署長は「一人一人がモデル校としての自覚を持って取り組んでもらった。国見中の伝統として引き継いでもらいたい」と謝辞。生徒代表として感謝状を受け取った3年の吉田悠斗さん(15)は「毎朝大変だったけど、みんなが協力してくれたことがうれしかった」と話した。同署によると、国見町では2018年に自転車の盗難が5件発生し、19年は1件に減少している。

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