Rソックスがベテラン捕手・ルクロイとマイナー契約へ

日本時間2月19日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、レッドソックスはフリーエージェントのベテラン捕手、ジョナサン・ルクロイとマイナー契約を結ぶことで合意に達したようだ。ルクロイは身体検査を経て正式に契約を結んだあと、招待選手としてスプリング・トレーニングに合流する見込みとなっており、正捕手のクリスチャン・バスケスをサポートする控え捕手の座をケビン・プラウェッキーらと争うことになりそうだ。

レッドソックスのロン・レネキー暫定監督は、ルクロイとのマイナー契約がまだ正式に発表されていないこともあり、ルクロイについて具体的に言及することを避けた。ただし、「これだけは言える。選手層の厚さというのはとても大切なんだ。特に捕手の層の厚さは大切だ。選手層に厚みを加える動きは何でも歓迎だよ」と語り、経験豊富なベテラン捕手の加入を歓迎する姿勢を示した。

現在33歳のルクロイは、ブリュワーズ時代の2014年と2016年にオールスター・ゲームに選出された経験があるものの、近年は年齢による衰えが顕著になりつつあり、昨季はエンゼルスとカブスで合計101試合に出場して打率.232、8本塁打、36打点、OPS.660に終わった。2014年に53本の二塁打を放つなど、全盛期には好打と好守を兼ね備えた好捕手として鳴らし、メジャー10シーズンで通算1202試合に出場して打率.274、108本塁打、OPS.751をマークしている。

レッドソックスでは昨季、バスケスが23本塁打、OPS.798と大ブレイクを遂げ、正捕手の座を不動のものとした。バスケスと正捕手の座を争っていたサンディ・レオンが退団し、代わりにフリーエージェント市場からプラウェッキーを獲得しており、昨季インディアンスで59試合に出場したプラウェッキーが現時点では控え捕手の最有力候補となっている。ルクロイがスプリング・トレーニングで実力をアピールできれば、開幕ロースター入りのチャンスは十分にありそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.