フランスやアメリカだけじゃない 日本国内でも「コロナ差別」が始まる予兆 通勤電車はもう限界状態

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新型コロナウィルスの影響により打撃を受ける街中の飲食店。弊サイトで既報の通りですが、フランスでは悪意ある人種差別の悪意が形となり表れていることで話題となっています。

在日フランス人だというツイッターユーザーが、フランスにある日本料理店の写真を投稿。店の外壁がペンキで汚され、「corona」と書かれた文字も見えます。

「新型肺炎を機に、アジア系フランス人もしくは日本人が人種差別の対象になっています! 今回は日本料理店が落書き塗れに! フランス人としては悲しい限りです」

同ツイートは反響を呼び、実際にフランスで差別被害を受けたというユーザーからのコメントも書き込まれています。

「パリ旅行中ですが、すれ違う人にコロナ! と言われたり、タクシーでもコロナ! と言われ乗車拒否が2度ありました」

「私がエスカレーターに乗ると、おりる人がいました。誰かが咳をすると、私でなくても、私を見る人がいました。仕方ないですね」

そして当然のように、フランス批判を含むコメントも寄せられたのです。

「パリの地下鉄とか見る限りフランスの民度って元々そのレベルだから別に驚かなかった」

「想像上のフランスとはだいぶちがうんだよね。実際。ひでえな。よく聞く。街はすばらしいけど、人が酷いってのまんまやんけ」

「池袋でフランス語話してるヤツたまに見かけるから、今日から見かける度にブッ飛ばしとくわ」

「これが差別の本場、フランス様ですよ。盆栽だ、弁当だ、寿司だ、と日本文化をもてはやす一方、アジア人を心の底では見下している連中だよ」

それに対し、発端となった投稿をしたユーザーは、注意喚起。

「日本人の皆様に注意して頂きたいのですが。以下の発言は今回の差別行為に該当します!

・どうせ中国人! 朝鮮人! が経営している店だから当然〜

・フランスの民度だから当然〜

たった1人の馬鹿なフランス人(とは限らない)レイシストの差別行為のせいでフランス国民全体を評価して頂きたくないです!」

さらに同ユーザーは、「『差別や偏見のない欧米』とは何だったのか」というコメントに対し、「誰がそんな妄想に過ぎない発言をしたんですか? どこ行ったって差別は存在しますよ」と至極まっとうな返信をしたり、「元からフランスに満ちていた差別心をコロナにかこつけて発散させてる感じ」とのコメントには、「日本だって同じことが言えますよ。お互い様です」と冷静に返信。

また、「もともとフランスなんて差別すごいじゃないかよ」というコメントにも、「日本とそれほど変わらないと思います」と返信するなど、要は“決めつけやカテゴライズが差別の始まり”だということを示唆します。

2月6日にはニューズウィーク日本版が「マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける」とした記事を配信したばかりですが、日本の電車内でも同様の事件が起こりそうなことを予感させるツイートが多く見受けられます。

「昨日、電車でおじさんがちょっとだけ咳したら隣のおばさんが物凄い嫌な顔して直後に除菌シートでおじさん側の衣服を拭き、その後おじさんに向かって除菌スプレーを撒いてた。これ1歩間違えたら喧嘩になるよね」

「乗ってる電車、上司も言ってたけどマスクしてても少し咳しただけで見られる、距離取られるレベル」

「マスクをずらして口紅塗ってるお姉さん。ワイヤも曲げずプリーツ広げもせず長方形のままのマスクの人。手の平で口を押さえてクシャミのおじさま。やれやれ。私はマスク買い置きわずかなので、咳が出たときのために温存中。手すりは袖で掴んでる」

「電車で私の横に立ってた人がずっと、ンンッ、といがらっぽい感じだったが、私は気にしてなかったのだが、少し離れた人がチラチラ見ていたのが気になった。咳やクシャミじゃないからいいじゃないか」

「電車内でめっちゃ咳する人いるとみんな顔をしかめる。デビルマンみたいな世界になってきてる」

「電車でドアのところに立っている女子高校生がマスクしてマフラ−口元まであげて「コホコホッ」とすこし咳すると周りの人がみんなじろりと見る。申し訳なさそうなお顔して壁を向く。少しの咳も許されない感じ、やだなぁ」

「隣に座るおじさんはノーガード・ノーマスクマン。不定期、それでいて かなりの頻度で『んっ…ん“ん“っ…!』と咳を殺している。タヒねよばか。ノーガード・ノーマスクマン専用車とか作ってほしい」

「電車で咳するのマスクしてても緊張する」

「電車で横の人がめちゃ咳してる、顔覚えた、俺がコロナになったら感染経路はお前や」

「電車で咳してる奴降りてくれねえかな」

「あーやだやだ電車やだなー。クシャミしてんなよ…って思っちゃう自分も嫌」

世界中が一触即発状態といえる現状ですが、不確定な情報に惑わされ不要な悪意を持たぬように生活できる日が来ることを、切に願います。(文◎じゅる王)

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