約4割が車検代のために節約した経験があると回答!「年度末の家計」に関する実態調査で明らかに

車の車検相場ってどのくらい? かかる費用を徹底解説

車の維持費はじわじわ家計を刺激している

コバックが実施した「年度末の家計」に関する実態調査

「家計における出費の割合を教えてください」の質問に対し、「食費25.1%」「家賃18.4%」「光熱費11.1%」に次いで「車の維持費7.4%」が家計の出費で4番目に多い。5番目の「通信費7.3%」と比較すると0.1%の違いである。

毎月の収入に対し、インターネットや携帯電話・スマートフォンなどの通信費とほぼ変わらない金額が車の維持費としてかかっていることになり、月々数万円であっても、年単位にすると数十万円になることから、車の維持費はじわりじわりと家計に影響している。

家計の出費割合

・食費:25.1%

・家賃(持ち家・ローン含む):18.4%

・光熱費:11.1%

・車の維持費(車検・ガソリン代・駐車場代等):7.4%

・通信費:7.3%

・交際費:6.6%

・教育関連費:6.0%

・各種保険代:5.9%

・その他:12.2%

年度末に車の維持費が増える意外な理由とは?!

コバックが実施した「年度末の家計」に関する実態調査

「年度末に増えることが予想される出費を教えてください」の質問に対し、「食費31.8%」「光熱費13.9%」「交際費12.1%」「車の維持費10.1%」の4項目が10%以上の増加傾向であることがわかった。

「食費」「光熱費」「交際費」は、新年会や歓迎会などイベントが増える時期であり、暖房を使用するシーズンであることから出費が増加する。

「車の維持費」の増加は、年度末に車検が増えることにある。理由としては、自動車の販売店が決算期を迎える年度末に大々的にキャンペーンを打って販売促進した結果、年度末に登録した自動車が増えることで車検も同時に増えるためである。

年度末は車に関する負担が重なる

コバックが実施した「年度末の家計」に関する実態調査

「年度末における車の維持費で負担が大きくなるのはどれですか?」の質問に対し、「ガソリン代63.3%」で圧倒的に負担が大きい。次に負担が大きいのは「車検代15.6%」である。

冬から3月の年度末までは、車の暖房を多用する時期でもある。車内が暖かくなるまで暖気したり、ガラスの曇りがとれるまでエンジンを掛け続けていることによりガソリン代の負担も増える。

また、先述した通り、年度末の販売促進キャンペーンのタイミングで車を購入したことで、車検のタイミングとなるため、年度末に車検代の負担が大きくなる結果となった。

約4割が車検のために○○したことある

コバックが実施した「年度末の家計」に関する実態調査

「車検代を捻出するために節約した経験はありますか?」の質問に対し、約4割近くもの方が「はい」(38.4%)と回答した。

車検代に関しては、安くても10万円前後、交換部品や整備内容によっては数十万円の費用がかかることもあるため、決して安いとは言えない。そのため、家計を圧迫する車検代を捻出するために節約するユーザーが増えているのだろう。

どのように節約しているのか?

「節約の内容を教えてください」の質問に対し、代表的な回答は次の通り。

「なるべく食費を抑え、交際費も抑える(愛知県/40代/男性)」

「エコ運転を心がけ、なるべく歩く(石川県/50代/女性)」

「交際費を節約する(兵庫県/40代/男性)」

「電気、ガス、水の節約(兵庫県/40代/男性)」

家計での支出割合が大きい「食費」や「光熱費」「交際費」を抑えたり、自動車の運転自体を控えたりしていることがアンケート調査で明らかになった。

年度末に車検の時期になるのは、購入したタイミングの関係で多くなり、年度末に次の車への乗り換えや車検を通す準備をしなければならない。店舗によりサービス内容は異なるが、車検の予約を早めに済ませると割引されたり、代車を無料で手配をしてくれたりするところもある。

アンケート調査からも年度末に車検が増えることが明らかであるため、早めに準備や予約をして、ゆとりをもって車検を受けることが必要だといえるだろう。

※家計のイメージ

「年度末の家計」に関する実態調査

■調査日:2019年12月18日(水)

■調査方法:インターネット調査

■調査人数:1,023人

■調査対象:車を所有している、20代~50代の既婚男女

■モニター提供元:ゼネラルリサーチ

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