聞き取りやすい発声法学ぶ 劇団四季が出張講座 西海・雪浦小

母音を意識して発声する児童=西海市立雪浦小

 劇団四季の俳優による出張講座「美しい日本語の話し方教室」がこのほど、西海市大瀬戸町の市立雪浦小(淺田眞理校長)であり、全校生徒33人が聞き取りやすい発声法を学んだ。
 劇団四季は2005年から社会貢献活動の一環として全国の小学校で講座を開いている。本年度は県内で2校目。俳優の石田真子さんら3人が講師を務めた。
 石田さんらは日本語の母音と子音について説明。母音「あ・い・う・え・お」と子音を意識して声を出すことで、明瞭で聞き取りやすくなると、舞台俳優ならではの発声法を伝授した。
 児童は「おはようございます」を母音だけで「オアオウ オアイアウ」と発声する劇団の発声練習も体験。最後にミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」の劇中歌「友だちはいいもんだ」を全員で歌い、教わった発声法を復習した。
 6年の小橋凜太朗君(12)は「母音と子音の使い分けが分かった。これから役立てたい」と話した。

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