フードトラックから大躍進!日本で「ドイツ料理専門店シュマッツ」がなぜブレイクした?

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「シュマッツ」を知ってる?

ドイツ料理専門店「シュマッツ」は、ドイツ名物のソーセージのほか、定番料理の「シュニッツェル(ポークカツレツ)」など、ドイツの美味しい料理を楽しめるお店。

2015年に1号店がオープンし、その後わずか5年で、27店舗(2020年2月放送時点)を有するチェーン店へと急成長を遂げています。
日本ではマイナーなドイツ料理がブレイクした背景には、3つの戦略がありました。

戦略① はじまりは小さなフードトラック

シュマッツのスタートは、中古のバンを改造した1台の小さなフードトラック。
スタート当時、日本でドイツ料理が受け入れられるかどうかは未知数だったため、まずは駐車場やイベント会場などでドイツソーセージやビールを販売しました。

ソーセージのサイズや塩加減等、日本人が食べやすいように調節をしながらテスト販売を実施。
その結果、2014年の音楽フェスでは3日間で4000本のソーセージが完売し、ビジネスとして展開できると判断してお店を作りました。

いきなりお店を出すのではなく、小さくスタートさせて改良を重ね、ドイツ料理が受け入れられることを確かめてから1号店をオープンしたのがポイントです。

戦略② あえて東京でドイツ料理

日本はドイツ料理の空白地帯。東京では、イタリアンは約6400店、フレンチは約3100店もありますが、ドイツ料理は70店以下しかありません(※食べログ2020年1月29日時点)。「美味しいドイツ料理を出せばチャンスがある」と考え、あえて東京でドイツ料理店をはじめました。

また、本格的なドイツ料理を提供するため、ビールにもこだわり、ドイツの生ビールを8種類用意。

ドイツからビールを輸入すると鮮度が落ちるため、麦芽やホップ、酵母などの原料はドイツから輸入し、あえて日本のビール工場で作っています。

戦略③ 本場の味にこだわりすぎない

シュマッツのドイツ料理のコンセプトは、日本の和のテイストとの融合。
本場の味にこだわりすぎず、日本人に合わせたアレンジをしています。

例えば、「ジャーマンタルタルからあげ」は、タルタルソースにドイツの漬物である“ザワークラウト”を使用。ドイツと日本が融合した人気メニューです。
他にも、ゴマのシュニッツェルやゆずのザワークラウトなど、和素材を取り入れた新作料理の開発もされています。

シュマッツならではのルールも

シュマッツでは「従業員」というワードは禁句。

「チーム」という言葉を使い、上下関係のないフラットな組織づくりを心掛けています。シュマッツの社長は、月に2回各店舗に訪れてチームの声を聴いています。

1台のフードトラックからスタートし、急成長を続けるシュマッツ。3つの戦略が功を奏し、2019年には前年の約3倍を売り上げました。
シュマッツの料理は、お客さんから「日本の家庭料理感がある」と好評。これからドイツ料理がもっと身近になりそうです。

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