地域円卓会議 外国人との共生探る 生活支援や交流議論 土浦

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「外国人従業員や家族も安心できる地域に」をテーマに議論した「地域円卓会議in茨城2020」=土浦市大和町、菊地克仁撮影

地域の課題解決を目指し意見を交わす「地域円卓会議in茨城2020」が19日、土浦市大和町の県南生涯学習センターで開かれた。「外国人従業員や家族も安心できる地域に」をテーマに、外国人労働者やその家族を地域で受け入れる方法や共生の在り方を探った。

茨城で暮らす外国人従業員や家族が、安心して暮らせる多文化共生の地域社会実現を目指そうと、高齢者施設や農業法人、日本語学校など、多様な分野の関係者が出席。生活支援の課題や外国人技能実習生の実態、交流の機会づくりなどについて話し合った。

農業法人や介護現場では、アジアからの来日外国人が貴重な戦力を担い、働きながら介護福祉士などの資格取得を目指す姿が報告された。半面、家族帯同がなかなか認められず「国際的には人権侵害とみられている」という受け入れ制度の矛盾点も議題に挙がった。

外国人労働者の就職は、日本語能力によって左右されることから、日本語学校では日本語レベルを上げるほか、日常生活の指導や情報提供、企業への就職あっせんをして外国人雇用の理解を促しているという。外国人支援を進める茨城NPOセンター・コモンズの横田能洋代表理事は「定住支援の拠点をつくって外国人が地域で共生できる土台づくりができれば」と強調した。

会議は県、チャレンジいばらき県民運動、地域のパートナーシップを拓くSRネット茨城(県経営者協会、連合茨城、生活協同組合パルシステム茨城栃木、コモンズ、茨城新聞社)が主催した。(綿引正雄)