ブルーイノベーション、NSESの環境プラント施設で球体ドローン「ELIOS」による点検作業を実施。狭小ガス管内でも点検作業可能に

Flyability社製の球体型ドローン「ELIOS」 ブルーイノベーション株式会社は、日鉄環境プラントソリューションズ株式会社が維持管理を受託しているさいたま市桜環境センターの溶融炉、除塵器、減温塔などの設備内において、球体ドローン「ELIOS」および「ELIOS2」による点検作業を実施し、これまで人が入れなかった発生ガス管においても、耐火材の剥がれやクリンカの付着状況を確認する事ができたと発表した。今まで足場を建てて点検員が確認してきた場所での新たな点検手法として、容易にかつ安全に作業が可能であるという。

ブルーイノベーションは、2018年6月からプラント、発電所、大型の工事等を中心に約100現場近くの屋内施設で狭小空間での点検作業に最適なELIOSの導入を進めてきた。2020年1月に運用した岩手県内の施設では、粉塵過多の環境下だったが、ELIOS2の粉塵最適化ライト等の新機能により内部の状態を鮮明に確認できたという。

「ELIOS2」で撮影した設備の入り口

「ELIOS2」で撮影した発生ガス管内部

ブルーイノベーションは、今後も暗所や粉塵過多や有害物質が在る場所、耐火材の落下懸念が予想される場所等において、より効率的で安全な、ドローンによる点検ソリューションを展開するとしている。

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