米リトルリーグが“アストロズ”使用禁止に サイン盗み、ゴミ箱叩きは「ナンセンス」

サイン盗み問題の影響は少年野球にまで広がっている【写真:Getty Images】

ベルトーニ氏は今後、アメリカ全土でこのような動きが広がると予想

 アストロズのサイン盗み問題の余波は少年野球にまで影響を及ぼしている。南カリフォルニアの複数の少年野球リーグではチーム名に“アストロズ”の使用を禁止にしたとすでに報じられていたが、ペンシルベニア州の少年野球リーグ「ディストリクト16/31リトルリーグ」でも“アストロズ”の使用禁止をリーグの代表が通達したようだ。AP通信が伝えている。

「ディストリクト16/31リトルリーグ」の代表を務めるボブ・ベルトーニ氏は所属するチーム、そして4000人にも及ぶ選手たちに「現在我々のリーグではアストロズは使用停止です」とのメッセージを送ったとしている。代表は「リトルリーグの誓約について考えた時、真っ先に思いつくのは『フェアにプレーし、勝利を目指す』です。子供たちはメジャーリーグ選手たちに習い、崇拝しています。ルール違反をしたチームを崇拝するべきではありません」と昨年は数チームが使用していた“アストロズ”の禁止に至った経緯を説明。続けて次のように述べた。

「我々は監督とコーチたちに、サイン盗み、ゴミ箱叩き、そうしたナンセンスは野球やソフトボールをプレーする時にすることではないと伝えさせるように教育します。不正は絶対にいけません」

 リトルリーグのトップが2週間後にコネチカット州ハートフォードに集まる予定があり、ベルトーニ氏はここでは“アストロズ”使用についてのことが最大の話題となるだろうとし、このような動きは今後アメリカ全土で起きるだろう予測している。(Full-Count編集部=AP)

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