山本美月と眞栄田郷敦が、フジテレビ系で3月31日放送のスペシャルドラマ、U-NEXT presents「あと3回、君に会える」（午後9：30＝関西テレビ制作）で初共演することが分かった。
同ドラマは、小さな映像制作会社に勤める主人公・玉木楓（山本）と謎めいた男性・征史郎（眞栄田）のラブストーリー。イケメンシェフで有名なキッチンカーの短期バイトで働く征史郎と、彼の密着取材中に出会った楓が、「大切な人との時間の尊さ」というテーマを軸に繰り広げていく淡く切ない物語だ。
さらに、地上波放送後に動画配信サービス・U-NEXTで独占配信される「U-NEXT presents 君と会えた10＋3回」では、楓が恋する征史郎目線で物語は進行。地上波×配信の組み合わせで視点を切り替えて描くことによって、ストーリーをより立体的に捉えることができる新たな取り組みとなっている。
主演を務める山本は「このような心が温かくなる作品でお声がけいただけてうれしいです。それぞれの目線違いで、見ていただく方の物語の受け止め方もまた変わってくるので、2回楽しめると思います」とアピール。そして、「そばにいる人の大切さ、別れの悲しみや出会いの喜びを、当たり前に過ごしていく日々のなかで、あらためて尊いものなのだとこのドラマを通して感じていただけたらと思います」と語っている。
一方の眞栄田は「初めてタイトルを見た時は、非現実的なラブストーリーという印象がありました。でも脚本を読んでいくうちに、非現実的だと感じていたものが、実は人としてどこかで忘れかけていた大切にすべきこと、現実的なことだったということに気付きました。いろいろなことを考えさせられるうちに涙があふれていました」と明かし、「征史郎という不思議かつ魅力的な男を、早く演じてみたいです。（山本さんは）明るくて心（しん）の強そうな方。でもその中に独特な感性を持たれている印象です。どんな楓に会えるのか楽しみです」と話す。
また、主題歌はOfficial髭男dismの「最後の恋煩い」に決定。ブラックミュージックをルーツにJ-POP新時代の旗手を目指す、新しい才能でもある彼らが作った楽曲が、2人のラブストーリーを盛り上げていく。
Official髭男dismは「“恋煩い”というものは、本来たくさんあって幸せかというと、そういうわけでもないものに思います。悩みは少ないにこしたことないですし、ハードな恋煩いは時として日常生活をも狂わせてしまうものです。ですが、それだけ悩める人生の鮮やかさ、充実さは皮肉なことにある種の魅力を持っているようにも思えます。そんな“もう最後の恋煩いにしよう”“クヨクヨ悩むのはやめよう”という決意むなしく、また誰かを思い、憂いてしまう、幸か不幸かも解らない連鎖の歌です。この楽曲がドラマに寄り添い、彩りを加える事ができれば、幸いです」とコメント。なお、劇中では主題歌に加えて、Official髭男dismの2曲が使用される。こちらへの期待も高まる。
