気温高いまま春に 晴れの日も多く 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

 気象庁は20日(木)、向こう1か月(2/22~3/21)の天候の見通しを発表した。冬型の気圧配置が現れにくく、寒気が南下しにくいため、向こう1か月の気温は全国的に高く、北・東日本日本海側の降雪量は少ない見込み。また、高気圧に覆われやすく、気圧の谷や湿った空気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は沖縄・奄美で少なく、東・西日本の太平洋側で平年並みか少なくなりそうだ。日照時間は沖縄・奄美で多く、東・西日本の太平洋側で平年並みか多い見通し。

1か月予報(日照時間)。出典:気象庁ホームページ

 1週目(2/22~2/28)は冬型の気圧配置は弱いものの、北海道を中心に寒気が流れ込む時期がある見込み。気温は全国的に高く、かなり高くなる所が多い。また、沖縄・奄美は高気圧に覆われやすいため、平年より雨が少なく日照時間が長くなる見込み。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(2/29~3/6)は引き続き、全国的に気温が高い見込み。北・東日本の日本海側では、冬型の気圧配置が現れにくく少雨多照傾向。北・東・西日本の太平洋側は高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多い見込み。

1か月予報(降雪量)。出典:気象庁ホームページ

 3~4週目(3/7~3/20)は、日本付近の偏西風が北に蛇行するため、暖かい空気に覆われ全国的に高温が見込まれる。北・東日本の日本海側で冬型の気圧配置が現れにくく、少雨多照傾向。それ以外の地域では、平年程度となりそうだ。

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