【MLB】イチロー氏の“快速球”にNYメディアも驚き「投手として復帰するような調子の良さ」

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マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:AP】

キャンプ地で披露した投球に注目「マウンドでキャリアを積むのは不可能と思うかもしれないが…」

 マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めているイチロー氏が、キャンプ地で披露した“快速球”にニューヨークメディアも注目。「投手として復帰するような調子の良さ」と驚きをもって報じている。

 マリナーズの球団公式ツイッターは、16日(日本時間17日)に“投球練習”の動画を公開。イチロー氏は球場の左翼手の定位置あたりからファウルゾーン方向にボールを投じているが、右打席に立っていたかつての同僚フランクリン・グティエレス氏が、伸びのある一球に「ワオ」と反応したことをMLB公式サイトが伝えていた。

 ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は「元ヤンキースのイチロー・スズキは、カムバックするような調子の良さだ……それも投手として」とのタイトルで特集を掲載。筆者は「まず、これを言わせてほしい。私は引退して1年のイチロー・スズキが、真剣に復帰を考えていると言っているのではない」とマリナーズが公開した動画を紹介し、「しかし、このビデオを見た後は『もし、そうしたら?』と考えずにはいられない」と続けている。

 記事ではさらに「このビデオで、46歳のイチローはマリナーズのスプリングトレーニングで投球している。彼が、マウンドでキャリアを積むのは不可能と思うかもしれないが、イチローが野球に関してできないことはほとんどないことを忘れないでほしい」とあらためてイチロー氏の偉大さを強調。それぞれの“項目”について、再確認している。

「打つこと」「走ること」「守備」「投げること」…すべて「できる」

「打つこと? できる (2度の首位打者、2004年にはキャリアベストの.372を記録)」

「走ること? できる (2001年にはルーキーで56盗塁)」

「守備? できる (ゴールドグラブ賞を10回受賞)」

「投げること? できる (20年近くの間で123の補殺(アシスト)を記録)」

 さらに、イチロー氏がマーリンズ時代の2015年に実際のメジャーリーグのマウンドに立ったことを回顧。「1イニング、5人に対して2安打1失点という内容だったが、とてもよいオフスピードの投球を見せた」と内容を称えている。

 まさに“パーフェクト”な野球選手のイチロー氏。約1年前に現役選手としてのキャリアには幕を下ろしたが、その体型には全く変化がない。昨オフは草野球デビュー戦での快投にも注目が集まった。記事では、有資格1年目の2025年に米国野球殿堂入りすることは「間違いなし」とも紹介しているが……もし投手で復帰したらそのタイミングはもっと先になる。(Full-Count編集部)